【閲覧注意】 この記事には昆虫を使った料理の画像が含まれます。トップ画像にはモザイク処理を施していますが、記事の最後には加工していない画像を掲載しています。
虫が苦手な方はご注意ください。
サクサクの生地に、とろりと甘いカスタード。日本でもおなじみのエッグタルトだが、中国では今、その上にとんでもないものを乗せた新商品が話題になっている。
なんと、丸ごと一匹の「水ゴキブリ」だ。
広東省仏山市の飲食店「麗景酒楼」が10月初めに売り出したもので、価格は3個28元(約660円)。油でカリカリに揚げた水ゴキブリが、頭から脚、羽まで、そのままの姿でエッグタルトの上に鎮座している。
ただし、ご安心を。これは台所をカサカサ走り回る、あのゴキブリではない。
正体は、日本でも知られる「ゲンゴロウ」の仲間。池や沼を泳ぐ水生昆虫で、ゴキブリとはまったく別物だ。しかし中国では「水ゴキブリ」と呼ばれており、名前でずいぶん損をしている虫なのだ。
とはいえ、地元の広東省では100年以上も前から食べられてきた伝統食材で、「水中の高麗人参」とも呼ばれている。
店主によると、昆虫は下処理をしてから油で揚げ、パリパリに仕上げる。甘いエッグタルトに少し塩気のある昆虫を合わせることで、ポテトチップスを乗せたような味わいになるという。
その強烈な見た目がネットで話題となり、発売当初は行列ができた。わざわざ他省から買いに来る人や、イタリア人の動画投稿者まで現れたという。最近では1日平均20セットほど売れている。
一方、ネット上には「気持ち悪い」「鳥肌が立つ」「絶対に食べられない」といった声も。
店主も、初めて食べる人には勇気が必要だと認めている。それでも、実際に食べた客からは好評だという。
見た目で拒否するか、勇気を出して一口か。中国の伝統食材と洋菓子の思いがけない組み合わせが、食べる人の好奇心と度胸を試している。
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