中国 家具より結婚相手? 高齢者の席占領に警備員も対応

中国IKEAがお見合い会場に 店側困惑

2026/10/31 更新: 2026/10/31

家具を買いに来たのか、それとも結婚相手を探しに来たのか。

中国・上海のIKEA(イケア)では、ソファやテーブルよりも「人生のパートナー」を求める高齢者たちが集まっている。

実は、ここは10年以上前から知られる高齢者の「お見合いスポット」。ただ、買い物や食事をせず、持参した果物を食べながら長時間席を占領する人もおり、店側は対応に頭を悩ませている。

中国メディアによると、上海中心部に位置し、商業施設や住宅街が広がる徐匯区(じょわいく)のIKEAでは、特に火曜と木曜にお見合い目的の高齢者が集まるという。

従業員は「1日分のゴミを片付けるだけでも大変」とこぼす。

店側は大声での会話や長時間の席の占領を控えるよう呼びかけ、火曜と木曜には警備員が飲食しない利用者に退席を促している。

この問題は10年以上にわたり、IKEAを悩ませてきた。

一方、中国のスターバックスでも10月22日から、全国の店舗で飲食物を購入した客の座席利用を優先する方針が導入された。ただし、一時的に休憩が必要な人などには例外も認めている。

ネット上では「店は無料の休憩所ではない」「お金を払った客が座れないのはおかしい」と、店側を支持する声が相次いでいる。

家具を売りたいIKEAと、結婚相手を見つけたい高齢者たち。10年以上続くこの奇妙なすれ違いは、まだ解消されそうにない。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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