中国 医師が指摘した「デジタル認知症」

25歳で自宅の階数も忘れる 中国女性、1日のスマホ時間10時間超

2026/11/07 更新: 2026/11/07

毎日帰る自宅なのに、何階に住んでいるか思い出せない。

中国で、スマホを1日10時間以上使う25歳女性に起きた異変を、中国紙『福州晩報』が11月4日に報じた。

福建省福州市に住むこの女性は、ネット販売の仕事でスマホを使い、帰宅後も動画やドラマを視聴。1日の使用時間は10時間を超えていた。

半年前から記憶力や集中力が低下し、最近では話そうとした言葉が出てこない、上司の指示をすぐ忘れるなど、仕事にも支障が出ていた。ついには自宅の階数さえ一時的に思い出せなくなったという。

診察した医師は、記憶力と注意力の低下を確認し、女性の状態を「スマホ認知症」と説明した。

実は日本でも「スマホ認知症」と呼ばれ、注意が呼びかけられている。

スマホ認知症とは、スマートフォンの長時間使用による「脳の疲労」で、物忘れや集中力の低下など、認知症に似た症状が現れる状態を指す俗称だ。正式な病名ではなく、生活習慣を見直すことで改善が期待できる。ただし、今回の女性の症状がスマホによるものと断定されたわけではない。

医師は、目的もなくスマホを見る時間を減らし、読書や運動を増やすこと、簡単なことは検索する前に自分で考えること、就寝前1時間はスマホを使わないことなどを勧めた。

スマホが手放せない現代社会。これは中国だけの話ではなさそうだ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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