毎日帰る自宅なのに、何階に住んでいるか思い出せない。
中国で、スマホを1日10時間以上使う25歳女性に起きた異変を、中国紙『福州晩報』が11月4日に報じた。
福建省福州市に住むこの女性は、ネット販売の仕事でスマホを使い、帰宅後も動画やドラマを視聴。1日の使用時間は10時間を超えていた。
半年前から記憶力や集中力が低下し、最近では話そうとした言葉が出てこない、上司の指示をすぐ忘れるなど、仕事にも支障が出ていた。ついには自宅の階数さえ一時的に思い出せなくなったという。
診察した医師は、記憶力と注意力の低下を確認し、女性の状態を「スマホ認知症」と説明した。
実は日本でも「スマホ認知症」と呼ばれ、注意が呼びかけられている。
スマホ認知症とは、スマートフォンの長時間使用による「脳の疲労」で、物忘れや集中力の低下など、認知症に似た症状が現れる状態を指す俗称だ。正式な病名ではなく、生活習慣を見直すことで改善が期待できる。ただし、今回の女性の症状がスマホによるものと断定されたわけではない。
医師は、目的もなくスマホを見る時間を減らし、読書や運動を増やすこと、簡単なことは検索する前に自分で考えること、就寝前1時間はスマホを使わないことなどを勧めた。
スマホが手放せない現代社会。これは中国だけの話ではなさそうだ。
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