UPS、職場復帰の従業員にワクチン接種義務付け 米国内一部で
[24日 ロイター] - 米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は24日、感染力の強い新型コロナウイルスのデルタ変異株の流行を踏まえ、米国内の一部のロケーションでは在宅勤務から職場に復帰する従業員にワクチン接種を義務付けると明らかにした。 競合のフェデックスは従業員にワクチン接種を強く推奨するとしつつも、義務化には踏み切っていない。
ゴールドマン、米オフィスでワクチン義務化へ 訪問者も
[24日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス・グループは従業員に対し、24日から米国内のオフィスに出入りする従業員および外部の訪問者全員に新型コロナウイルスワクチンの完全な接種を義務付けると通知した。ロイターが確認した社内メモで明らかになった。 また、25日からは、ワクチン接種を済ませていてもオフィス内でマスク着用を義務付け、9月7日からはワクチン接種を完了した従業員が週1回のコロナ検査を受
緊急事態宣言中でも解散可能と菅首相、25日に対象地域拡大へ
[東京 24日 ロイター] - 菅義偉首相は24日夕、緊急事態宣言の発令中でも衆議院解散は法律上可能とする一方、新型コロナウイルス対策に最優先で取り組むとする従来の見解を繰り返した。緊急事態宣言の対象地域などについて関係閣僚と協議した後、記者団に語った。 政府は25日、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域を拡大することを決定する。菅首相は「病床や臨時の医療施設の確保、自宅療養中の人たちに
ハリス米副大統領、南シナ海問題で中国を批判
[シンガポール 24日 ロイター] - シンガポールを訪問中のハリス米副大統領は24日、中国が南シナ海で「威圧」と「脅迫」を続けていると批判、米国は自由で開かれたインド太平洋を目指すと発言した。 ハリス氏はベトナムも訪問する予定。米政府は、地域へのコミットメントを再確認し、南シナ海の領有権問題を巡り、中国に対する懸念に対処する方針だ。 ハリス氏はシンガポールで行ったスピーチで「中国が威圧と脅迫、南
タリバン、武装集団占領の北部バグラーン州3地域を奪還=報道官
[23日 ロイター] - アフガニスタンの全権を掌握したイスラム主義組織タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は23日、先週、地域的な武装集団の手に落ちた北部バグラーン州の3地域を奪還したと発表した。 タリバンは15日に首都カブールを制圧しアフガニスタンの全権を掌握したが、その後、北部バグラーン州のBano、Deh Saleh、Pul e-Hesarの3地域を地元の武装勢力が占領。タリバンに対する
ポーランド、移民流入対応でベラルーシ国境にフェンス 軍も増派
[USNARZ GORNY(ポーランド) 23日 ロイター] - ポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク国防相は23日、ベラルーシからの移民流入を食い止めるため国境に高さ2.5メートルのフェンスを設置することを明らかにした。 国防相は国境で記者会見し、「兵士の増派も必要。近く規模を倍の2000人にする」と述べた。 欧州連合(EU)は、ベラルーシがEU制裁への報復で移民を送り込む「ハイブリッド戦闘
米、アフガン退避者の在日・在韓米軍基地への収容を撤回=関係筋
[ソウル 24日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米政府はアフガニスタンからの退避者を日韓の米軍基地に一時的に収容する計画を撤回した。 関係筋は匿名を条件に「(米政府は日韓よりも)良い収容先を見つけ、兵站や地理上の理由などで両国をリストから外すことを決めたようだ」と述べた。 関係筋によると、米政府から打診を受けた韓国政府は、前向きな回答を示していた。 米国務省のコメントは取れていない。
米、タリバンとカブール空港の将来的な管理巡り協議
[ワシントン 23日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は23日、カブール空港の将来的な管理についてイスラム主義組織タリバンと協議していると述べた。 定例会見で、カブール空港の管理について「タリバンとの協議の議題の一つであり、同盟国や多くの提携国とも協議している」と指摘。「米国や提携国、同盟国はもちろん、タリバンも含め全ての関係者の間で、空港が機能すればわれわれの利益になるということで合意
米政府、タリバンと毎日対話 米英首脳はアフガン退避巡り電話会談
[ワシントン/ロンドン 23日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は23日、政治および治安ルートを通じ、アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバンと毎日対話を続けていると明らかにした。米国人らの国外退避についても「大きく進展」していると述べた。 バイデン大統領がアフガン駐留米軍の撤退期限である8月31日を延期する可能性があるかという質問に対しては、「大統領は1日
中国がタリバン「模倣」、台湾外交トップが懸念
[台北 21日 ロイター] - 台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は21日、中国が台湾を巡りアフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンを「模倣」しようとしていると非難した。 米国の支援を受けたアフガン政府が崩壊したことで、台湾では中国の侵攻により同様の事態になるのではないかと激しい論争になっている。中国国営メディアは、アフガンで起きたことは台湾が米国を信用できないことを示すと伝えている。 台湾の
米テネシー州、週末の洪水で21人死亡・約40人行方不明 捜索続く
[23日 ロイター] - 米南部テネシー州を週末に襲った記録的な大雨で、これまでに少なくとも21人が死亡した。23日には行方不明になっている数十人の捜索が行われた。 ナッシュビルの西に位置するハンフリーズ郡の緊急事態管理当局によると、救助隊が家々を一軒ずつ回り、がれきを取り除きながら同地域で行方不明になっている約40人の捜索を行った。 同当局の報道官は、新たな情報が入るに伴い行方不明者の数も変化
英、アフガン人道危機に制裁含めあらゆる手段で対応=外相
[23日 ロイター] - 英国のラーブ外相は23日、イスラム主義組織タリバンが全権を掌握したアフガニスタンの人道危機に対応するために、制裁措置を含め、あらゆる手段を尽くして対応する姿勢を示した。 ラーブ外相は英紙テレグラフへの寄稿で「制裁、支援、国際金融システムへのアクセスを含め、あらゆる手段を利用する」と表明。「今後の対策のパラメーターについて、国連安全保障理事会の常任理事国に合意するよう呼び掛
G7首脳、タリバンへの対応巡り団結する姿勢明示へ=関係筋
[ワシントン 23日 ロイター] - 主要7カ国(G7)は24日に開催される首脳会議で、アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンを公式に承認するか、または制裁を科すかを巡り、団結する姿勢を示す見通しだ。外交官2人が述べた。 欧州の外交官は「G7首脳はタリバン承認の可否やその時期について調整することで合意するほか、今後も緊密に協力していくことにコミットするだろう」と述べた。 G7首脳は
英、アフガンから7000人超を退避 状況許す限り継続=国防省
[23日 ロイター] - 英国は23日、アフガニスタンから7000人超を避難させたと明らかにし、治安が許す限り退避活動を進めるとした。また退避便終了の期日は未確定とした。 英国防省は声明で、「13日に開始した作戦により、7109人の避難が完了した。カブールには1000人超の英軍が展開している」と説明した。 避難の対象は、大使館職員、英国人、「アフガン人再定住・支援政策(ARAP)」対象者、
米コロナ起源巡る調査、24日に完了へ 結果公表は数日先に
[ワシントン 23日 ロイター] - 米ホワイトハウスのサキ報道官は23日、バイデン大統領が指示した新型コロナウイルスの起源に関する調査が期限である24日までに完了する見通しとしながらも、非機密扱いの一般向け報告書の作成には「さらに数日」を要するとの認識を示した。 バイデン大統領は5月、新型コロナウイルスの起源を巡り「明確な結論に近づくことができるよう、米情報機関に対し情報の収集・分析に関する取り
ベトナム厳格な都市封鎖、ホーチミンに軍派遣 食料買い出し禁止
[ハノイ 23日 ロイター] - ベトナム政府は23日、新型コロナウイルス流行の震源地となっている最大都市ホーチミン市で厳格なロックダウン(都市封鎖)を実施するため、軍隊を派遣した。 同国の累計の感染者は34万8000人、死者は少なくとも8277人。昨年の大半の期間は、感染が抑制されていたが、感染者は足元で過去最多を記録。感染者・死者の大半を占めるホーチミン市とその周辺の工業地帯では、4月下旬以降
困窮するカブール市民、食品価格高騰に銀行は閉鎖
[カブール 22日 ロイター] - イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの首都カブールを瞬く間に掌握してから1週間が過ぎた。銀行は閉まったままで、食品価格は跳ね上がり、職を失って日々の暮らしと格闘する人々の数が日に日に増えている。 数千人の群衆が空港の入り口に押し寄せ、カブールを脱出するための席を確保しようと争う光景は、西側を後ろ盾とした政権が崩壊した後の混乱ぶりを何より鮮明に印象付けた。
タリバン、アフガン中銀総裁代行を任命 経済再建に着手
[23日 ロイター] - アフガニスタンの全権を掌握したイスラム主義組織タリバンは23日、アフガニスタン中央銀行総裁代行にハッジ・モハンマド・イドリス氏を任命したと発表した。 タリバン幹部によると、イドリス氏は北部ジョージアン州出身で、2016年にドローン(小型無人機)による攻撃で殺害されたタリバンの前最高指導者マンスール師の下で長らく財務を担当していた。 別の幹部は、イドリス氏はタリバン以外で
蔡総統、台湾製のワクチン接種 安全性アピール
[台北 23日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は23日、台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。接種は蔡氏が初めてとなる。 メディゲンのコロナワクチンは、十分時間をかけずに承認されたとの批判が出ているが、蔡氏は自身が接種することでその安全性をアピールした。 台湾の衛生福利部(衛生省)は先月、外資製薬大手
米、アフガン退去に固い決意 タリバンは国外脱出求める市民阻止
[カブール/ワシントン 22日 ロイター] - バイデン米大統領は22日、イスラム主義組織タリバンが掌握したアフガニスタンからの米国人などの国外退去に「揺るぎない決意」で臨んでいると表明した。首都カブールの空港周辺ではタリバンの戦闘員が国外脱出を求める市民の動きを制するなど混乱が収まっていない。 バイデン氏は、アフガンの治安状況は激変しており、過激派組織「イスラム国」のアフガン部隊(ISIS─K)
中国河南省2都市に最高レベルの洪水警報、各地で豪雨予報
[北京 22日 ロイター] - 中国中部の河南省の信陽市と長垣市で22日、最高レベルの洪水警報が発令された。国営メディアが報じた。 地元当局に豪雨への備えも指示されたという。両市は中国における交通ハブ。 両市の警戒レベルは、4段階中最高の1に引き上げられた。警報には、ダム決壊および類例のない同時多発的な洪水の恐れが含まれている。 中国はすでに新型コロナウイルスのデルタ型変異株の散発的な感染に悩
カブール空港で銃撃戦、アフガン部隊に死者 米独軍も巻き添え=独軍
[ベルリン 23日 ロイター] - アフガニスタンのカブール空港の北ゲートで23日、アフガン治安部隊と正体不明の攻撃者との間で銃撃戦が起こり、治安部隊側の1人が死亡、3人が負傷した。ドイツ連邦軍がツイッターに投稿した。 銃撃戦には米軍や独軍も巻き込まれた。独軍兵士は全員無事という。 空港周辺には、タリバンの支配を逃れて出国を目指す数千人のアフガン人と外国人が集まっている。 空港周辺にはタリバンの
ハイチ地震1週間、死者2200人超える 政情不安も影落とす
[マルセリーン(ハイチ) 22日 ロイター] - ハイチで14日に起きたマグニチュード(M)7.2の地震による死者は、22日時点で2207人に達した。被害に見舞われた同国南西部の各地では同日、教会の日曜ミサや葬儀が執り行われ、市民らは震災の死者を悼んた。 被害が大きかった南西の都市レカイの郊外では、カトリック協会で震災後初となる日曜ミサが開かれ、約200人の信者が集まった。教会が倒壊した地域では
アングル:海賊行為多発のナイジェリア沖、鍵は経済回復
[ラゴス 17日 ロイター] - 喧騒に満ちたナイジェリアのアパパ港。巡視船の上空をヘリコプターがホバリングし、戦闘艇がうなりを上げて通過する。ドックではナイジェリア国旗をペイントしたドローンが出動を待っている。いずれも、米国の支援を受けた1億9500万ドル(約214億円)規模のイニシアチブ「ディープブルー」によるものだ。船員たちにとって世界で最も危険な水域において、海賊による襲撃を阻止するための
アフガニスタンに自衛隊機を派遣、現地日本人退避で=官房長官
[東京 23日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は23日、イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタンに残る日本人らを退避させるため、自衛隊機を同国に派遣する方針を表明した。アフガン情勢を議論する24日の主要7カ国(G7)緊急首脳会議に菅義偉首相が参加し、人道支援で連携することも明らかにした。同日午前の記者会見で語った。 加藤官房長官は「アフガニスタンからの出国を希望する方々の安全な退避
アフガンが再び過激派の「聖域」に、国際社会に警戒感
[18日 ロイター] - イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの政権を掌握したことで、アフガンが再び過激派らの「聖域」になるのではないか――。国際社会にはこうした警戒感が広がっている。 タリバンは、アフガンを決して他国攻撃の基地として利用させないと表明した。しかし専門家は、2001年9月11日の米同時多発攻撃を実行したアルカイダや、アフガンの隣国パキスタンなどで活動する幾つかの過激派組織と
タリバンの公式サイトが消失、原因不明
[20日 ロイター] - アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンの公式サイトが20日遅くに消失したもよう。消失した要因は現時点で明らかになっていない。 タリバンはパシュトー語、ダリー語、アラビア語、ウルドゥー語、英語のウェブサイトを運営しているが、20日時点でこれら5つ全てのサイトにアクセスできなくなっている。
米、加メキシコとの陸路入国制限を9月21日まで延長
[ワシントン 20日 ロイター] - 米国土安全保障省は20日、新型コロナウイルス感染拡大に伴って導入したカナダ、メキシコとの不要不急の陸路入国制限を9月21日までの延長することを決めた。 カナダ政府は7月、新型コロナワクチン接種の完了を条件に、8月9日から米国人旅行者の受け入れを再開すると表明。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けて両国はそれまで、互いに入国制限を導入しており、企業は
米当局、データ分析を約束 モデルナ製ワクチンの心筋炎リスク巡る報道で
[20日 ロイター] - 米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンはファイザー製よりも心筋炎が起こるリスクが2.5倍高い可能性があると報じられたことについて、米食品医薬品局(FDA)は20日、データ分析を行うと約束した。 「内部の会議や議論についてはコメントしないが、データが入手可能になった時点で分析を行うことを約束する」と述べた。 モデルナからのコメントは得られていない。 米紙ワシントン・ポスト
台湾7月輸出受注、前年比21.4%増 5G・半導体好調で予想上回る
[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が20日発表した7月の輸出受注は前年同月比21.4%増の553億ドルと市場予想を上回る伸びとなった。 17カ月連続の増加で、伸び率はロイターが調査の予想中央値(20.85%)を上回った。 経済部は高速通信規格「5G」関連機器や半導体の需要が堅調だったと説明した。新型コロナウイルス対策により多くの国で移動が制限される中、ノートパソコンなど在宅勤務を支える