フィリピン政府:重要な米軍地位協定の破棄を撤回
米国防長官と比国防相が共同で臨んだ2021年7月下旬の記者会見で、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が東南アジアのフィリピン国内における米軍兵の法的地位について定める重要な「訪問米軍に関する地位協定(VFA)」の破棄を撤回したと発表した。
中国念頭に批判 印太平洋の動きは「危険で威圧的」三国防衛相が共同声明を発表
インド太平洋地域における中国の軍事力を伴う拡張行動について、米国と日本、オーストラリアの防衛担当大臣は共同声明を発表した。「威圧的で一方的な行動に強く反対」と記し、3カ国は部隊を相互運用し、連携を強化する。
「ウイルス肺炎を悪用」米国務省、中国を批判 ベトナム漁船沈没事件に憂慮
米国国務省は4月6日、中国沿岸警備隊による最近のベトナム漁船沈没事件に「強く懸念している」と述べた。さらに、共産党政権は南シナ海での「不法な主張」を拡大するために、新型コロナウイルス(COVID-19)世界的蔓延を悪用していると指摘した。
南シナ海で中国軍ミサイル発射 米は早急に抑止を=米専門家
米シンクタンク・戦略国際問題研究所のリチャード・フィッシャー氏はこのほど、中国軍が南シナ海での軍事演習中に発射した対艦弾道ミサイル(ASBM)実験についての分析を示した。
フィリピン軍、中国海上民兵を警戒 3か月で中国船600隻が島に接近
フィリピン政府は4月、南シナ海の係争地となっている島付近を数百隻の中国船が航行したことは「違法」であり、領域から退出するよう求めた。中国資本誘致のために、中国共産党政権との対立を避けていたドゥテルテ政権はこのところ、対中国姿勢を硬化させている。
不安と懸念、混乱を広げる中国「一帯一路」 停止や見直しは300億ドルに
中国の経済圏構想「一帯一路」は、関係国が債務不履行の危機に陥るほどの高額融資から、共産党政権による債務トラップ外交と呼ばれている。アジア、中東、アフリカに広がる複数のインフラ計画はこの数週間で300億ドル以上が停止や再検討された。
「借金で溺死させない」米副大統領、一帯一路に警戒呼びかけ フィリピンは協議見直し
パプアニューギニアで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、米副大統領は演説でアジア太平洋諸国に対し、中国政府による負債トラップを暗喩して、主権を害する重い負債を受け入れないよう警告した。フィリピン財務相はAPEC開催期間中、一帯一路関連協議を見直すと発表した。