中国不動産大手の華夏幸福、「社債のデフォルト規模は1.8兆円」と公表
中国不動産企業、華夏幸福基業股份有限公司(以下は華夏幸福)は11月30日、声明を発表し、同社がこれまでに償還できなかった社債の規模は約1013億元(約1兆8020億円)に達したと明らかにした。
当局バブル抑制策に対抗、仲介業者が結婚と離婚くりかえす
中国各地方政府は最近、住宅購入制限などの不動産バブル抑制措置を相次いで打ち出している。この潮流に、不動産開発企業や仲介企業も「応戦」している。一部には、仲介業者の社員が顧客に住宅を購入させるために、4度も結婚するという仰天手法がとられていた。
中国不動産市場 なぜ抑制措置は効果がないのか
中国大中都市不動産市場が昨年半ばに再び過熱化した。その後、上海市や北京市などの大都市や南京市など中型都市でも、地方政府は次々と抑制政策を打ち出した。過去十数年において、中国当局は数回大規模な不動産バブル抑制措置を実施したが、しかし価格は上昇し続けてきた。中国不動産市場調査会社「中国指数研究院」が発布する「百城価格指数走勢」(100都市の住宅価格指数推移)では、観測されている100の都市の新築住宅価格指数は2010年6月時点では約9000ポイントだったが、16年6月には約1万2000ポイントとなった。