【佛家故事】 美しさも愛情も 人生は無常
【大紀元日本5月7日】ある所に一人の長者がおり、彼の息子の妻は息を呑むほどの美人であった。息子は美しい妻のそばを一刻も離れようとせず、毎日を暮らしていた。 ある日、国の交通の要路が壊され、他国の人々が
【佛家故事】 黄金毒蛇
【大紀元日本4月3日】ある日、釈尊(しゃくそん)は阿難(あなん)をつれて舎衛国の野原を散歩していた。突然、釈尊は足を止めて言った。「この田園の畔の小さな丘の下に、毒蛇が隠れている」。阿難は釈尊が指した
【佛家故事】 試練に耐えた三人の僧侶
南北朝の時代、五台山にある靈鷲寺に三人の若い僧侶がいた。ある日、彼らは食糧を携えて、山の奥に住む仙人を探す旅に出た。彼らは幾つもの森を抜け、食糧が底をついた後も志を変えること
【佛家故事】 確固たる意志
【大紀元日本10月15日】昔、古インド拘薩羅国の森の奥に、ある若い修煉者が住んでいた。修煉者には仲の良い金持の友人がおり、その友人には非常に美しい妻がいた。修煉者は金持ちの家をよく訪れていたが、それを
【佛家故事】 輪廻転生(三) ー夫が羊妻を処刑するー
【大紀元日本6月16日】劉道は元々、蓬溪県知事で、官職から下りた際、秦某という友人の家で一晩休んだ。その夜、彼は女性が泣きながら訴える夢を見た。「私は秦の妻です。妾(めかけ)を打ち殺したので、冥官(み
【佛家故事】 輪廻転生(二) ー父親が羊(娘)で饗するー
【大紀元日本6月9日】唐の貞観(じょうがん)の時代、都に韋慶植という人がいた。彼の娘は幼い頃に他界し、夫婦共々非常に悲しんでいた。 2年後のある日、韋慶植は客を招くために羊を買った。その日の夜、韋慶植
【佛家故事】 輪廻転生(一) ー恩讐を取り違えるー
舍衛国(古代インドのコーサラ国にあった首都)に、あるバラモン教の信者がいた。彼は裕福だったが、ケチで貪欲な心の持ち主で、食事の時はいつも門戸をきつく閉ざしていた。