【紀元曙光】2020年1月24日
白い野百合の花が、一滴の涙をこぼして枯れた。中国貴州省の呉花燕さんという24歳の女子学生が1月13日、貧困による飢餓が招いた重病で亡くなった。救いの手が差し伸べられた時には、すでに遅かった。
中国、体重21キロの女子大生が死去 弟の治療費のため「おかずは唐辛子だけ」
中国の習近平政権が「貧困撲滅」のスローガンを掲げながら、共産党の高官や役人の重大汚職事件が近年次々と明らかにされたなか、昨年10月、病になった弟の治療費を捻出し、生活費を切り詰めるあげく、栄養不良で体重21キロに痩せ衰えた24歳の女子大学生、呉花燕(ウー・ファイェン)さんの様子が中国社会に衝撃を与えた。中国メディアの報道によると、呉さんは1月13日午後亡くなった。