【季節のテーブル】お札納めの「七」五三

あきの風 秋の楓(もみじ)に 来て帰る 【大紀元日本11月18日】「通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ、天神様の細道じゃ、ちょっと通して下しゃんせ、ご用のない者、通しゃせぬ、この子の七つのお
2006/11/18

【季節のテーブル】薄が原の「十三夜」

名にし負う 月待ち顔の 薄かな 【大紀元日本11月3日】樋口一葉の『十三夜』は、虫の音がたえだえに聞こえ風の音が寄り添う晩に、さやけきお月様がぽっかり浮かんだ明治の十三夜。『松尾芭蕉庵十三夜』では、更
2006/11/03

【季節のテーブル】サーカスが「靖国神社」にやって来た

ジンタ鳴り あれ市姫が テラ(地球)回し 【大紀元日本10月20日】頃は明治4年(1871)8月、フランスからスリエ団長が率いるサーカス(曲馬)団が横浜にやって来ました。10月21日、招魂社(靖国神社
2006/10/20

【季節のテーブル】虫めずる秋

虫愛ずる 二つの國や 蟲中天 【大紀元日本10月6日】お隣の中つ国(中国)では、「闘蟋(とうしつ)」という宮廷起源の遊びが、唐代の昔から男性諸君に連綿ともてはやされて来ました。現代風「闘蟋」用のマニア
2006/10/06

【季節のテーブル】宮沢賢治「透きとほる星の夢」

 【大紀元日本9月21日】私たちが住む惑いの星(地球)はいつかきっと、地球のいのちがシンシンと成長するためにみずから決して輝かないと決断した月の潔さと太陽の一途な希望を飲み込んで、宇宙で初めて本当に透
2006/09/21

【季節のテーブル】小さい秋見つけた

鈴虫や 秋澄む空に 盆の月 【大紀元日本9月8日】一説によれば、「お月様」は毎年10センチ位づつ、地球から遠ざかっているそうです。どんどん遠ざかってしまえば、やがて地球と離ればなれになってしまうのでし
2006/09/08

【季節のテーブル】ポンペイ最後の日「8月24日」

血潮撃つ 火砕の闇に 舟を漕ぐ 【大紀元日本8月28日】西暦79年8月24日、昼過ぎ・・・時代の予兆とともに、ヨーロッパ唯一の活火山・ヴェスヴィオス火山が大噴火しました。イタリア・ナポリの南東に位置す
2006/08/28

【季節のテーブル】『7月20日』お月様で宙返り

お月様 Terra(テラ:地球)を拝して 宙返り 【大紀元日本7月20日】1969年7月16日、フロリダ州ケネディ宇宙センターから、人類初の月面着陸を目指し、アポロ11号が打ち上げられました。7月20
2006/07/20

【季節のテーブル】七夕姫の贈り物

七夕や たんと、短冊 召し上がれ 【大紀元日本7月6日】朝な夕な星降る音の瞬きの調べが一等美しく、銀河のそこかしこから互いを偲び合う声が聞こえて来ます。ふと見上げると七夕姫が銀河の岸辺に佇み、天の光の
2006/07/06

【季節のテーブル】サッカーW杯と鯉幟

天高く ドイツの夏に 鯉登る 【大紀元日本6月16日】日本から巨大なジャンボ鯉幟(全長100m)がドイツの地に運び込まれ、サムライブルーの応援に一役買っています。ビューティフルな歓声に迎えられ、6月の
2006/06/16

【季節のテーブル】「春の声」変わり

行く春や 声する空に 月昇る 【大紀元日本5月21日】すっかり春も深まり、春の季節の声はどんどん変わりました。冬空の声はもうそこには跡形もなくありません。春になると人の声も変わります。 男の子が思春期
2006/05/21

【季節のテーブル】春の卒業式

月食(は)みて 春は満ちゆく 「卒(そ)」立つ日に 【大紀元日本3月16日】一つの課程を<修>了して巣立つ晴れの舞台に「春」ほど似つかわしい季節はありません。心身ともに学業を修して卒然と旅立ってゆく子
2006/03/20

【季節のテーブル】都忘れの・・・、雪まつり

くす玉や あつめて囃し 雪つぶて 【大紀元日本2月16日】雪はこんこんと降りしきり・・・。日本の太郎や次郎の深き眠りを起こして、花子の祈りが雪まつりの「くす玉」を今ひとしきり割ったところです。わーっ!
2006/02/16

【季節のテーブル】湯上りの風花

風花や チックタックボーン(born)と 散り急ぐ 【大紀元日本2月2日】2月は冬たけなわの玄(黒い)冬の臨終の季節です。こんなにも寒い朝を迎えると、なお一層水ぬるむ青い春が待ち遠しくなるのです。朱
2006/02/02

【季節のテーブル】お年玉は千秋楽へのメッセンジャー

【大紀元日本1月19日】千秋楽がなければ、お芝居はお終いにはなりません。ましてお相撲さんの世界ではなおさらです。日々の稽古から始まり、磨いた技を大舞台で収穫するフィナーレの<秋(とき)>を迎えます
2006/01/19

【季節のテーブル】師走のオーロラ

【大紀元日本12月15日】「師走」は幼い≪孫≫の手?猫の手を借りるほどせわしない、歳の暮れのあわただしさを教えてくれる人情が、精一杯かき集められる季節です。 こんなせせこまっしい!世の中の憂さ晴ら
2005/12/15