よい教育者とは【伝統文化】
梁元帝の時代、ある士人がいた。士人は、小さい時から非常な才能に溢れていたため、父親から寵愛を受けたが、良き教育を受けていなかった。
心に響く 古代の賢人の言葉
「イクメン」という言葉がもてはやされ、子育てに積極的な男性が増えています。女性にとっては朗報ですが、子供の忍耐力や道徳心を育てる、真の「イクメン」が増えてほしいと思う昨今。父親が真っすぐな生き様を示し、伝統に基づく人の道を説けば、必ず子供たちの心に響きます。三国時代、魏国の皇帝から全幅の信頼を受け、武将として活躍した王昶(オウチョウ)の言葉をご紹介します。
<良薬は口に苦し>甘やかしは子を育てない
梁元帝の時代、ある士人がいた。士人は、小さい時から非常な才能に溢れていたため、父親から寵愛を受けたが、良き教育を受けていなかった。士人の言い出す話にちょっとでも理があると、その父は絶えず彼を褒め称え、年から年中他の人の前で自慢話を繰り返した。逆に士人が少しでも間違ったことをすれば、その父はさまざまな方法で過ちを覆い隠し、その子の代わりにいろいろな言い訳をしていた。その後、士人が成長していくにつれ、良くない品行はますます悪くなり、粗暴で傲慢になっていた。士人はついに、言葉を慎まず、殺害されてしま
心に響く 古代の賢人の言葉
「イクメン」という言葉がもてはやされ、子育てに積極的な男性が増えています。女性にとっては朗報ですが、子供の忍耐力や道徳心を育てる、真の「イクメン」が増えてほしいと思う昨今。父親が真っすぐな生き様を示し、伝統に基づく人の道を説けば、必ず子供たちの心に響きます。三国時代、魏国の皇帝から全幅の信頼を受け、武将として活躍した王昶(オウチョウ)の言葉をご紹介します。