【呉校長先生の随筆】 -アヒルと少年-
【大紀元日本6月14日】「子どもが学校をよく遅刻するようになったら、それは不良になる前兆である」と専門家は言う。我が校にも、まさにこれにあてはまる生徒が一人いることが最近、気になっていた。 学校の成
【呉校長先生の随筆】 ー最優秀女優賞ー
【大紀元日本3月1日】漁村で育った春(しゅん)ちゃんは、とても恥ずかしがり屋です。少し劣等感を感じているのか、大勢の中で歩くと緊張のあまりつまずいて転んだり、両手と体が震えたりすることがよくありまし
【呉校長先生の随筆】 ー未来のトップモデルー
【大紀元日本2月23日】モデル志願の蓮(れん)ちゃんは、当中学校に入学した頃、すでに身長165センチでした。明るくて端正な顔つきで、大勢の生徒と一緒にいると、かなり目立ちました。蓮ちゃんは私に会うと
【呉校長先生の随筆】 ーハネムーンのプレゼントー
【大紀元日本2月15日】8年間勤めていた崙背中学校での最も忘れられない思い出は、1300人の生徒たちが私にくれた「ハネムーンのプレゼント」でした。それは、校長になって2週間目のことでした。 校長とし
【呉校長先生の随筆】 ー拍手ー
【大紀元日本2月8日】わたしはこれまでの教員生活の中でたくさんの拍手を経験しましたが、ここまで感動した拍手はありませんでした。 中学3年生になってから学校に来なくなっていた豪(ごう)君が2学期に入っ
【呉校長先生の随筆】 ーもう一人の息子ー
【大紀元日本1月18日】学校の3階の使われていなかった教室が閲覧室に改造されてから、寂しかった教室が急に賑やかになりました。私は階段に近い窓際に自分専用の席を作りました。表向きは生徒たちと親しくする
【呉校長先生の随筆】 ー宿題ー
【大紀元日本1月11日】小学校を卒業したての中学1年生はまだ子どもらしさが残り、素直で先生の言うことをきちんと聞き、宿題もしっかりとやってきます。先生たちの中には1年生の担任になりたがる人が多いので
【呉校長先生の随筆】 ー記憶の宝箱ー
【大紀元日本1月4日】来月に卒業を控えた中学3年生のりゅう君は、無理やり両親に学校へ連れて来られました。2時間の面談の間じゅう、ひと言も話さないまま座っているだけのりゅう君。りゅう君の父親からは、「
【呉校長先生の随筆】 ー12歳の少年の夢ー
【大紀元日本12月27日】今時の中学生は、インターネットやゲームにハマっているか、受験勉強に追われているかで、余裕のない子がほとんどだ。しかし、我が校に入った敏(とし)くんは他の中学生とはちょっと違
【呉校長先生の随筆】 ー盆栽の話ー
【大紀元日本12月20日】我が校の芸術顧問であり芸術・人文の授業を担当する廖(りょう)先生は、美術と陶芸に造詣が深く、優れた文化人でもある。自由な発想をモットーとする廖先生は、学校で設けている知的障
【呉校長先生の随筆】 ーあだ名大作戦ー
【大紀元日本12月13日】誰でもあだ名を持っている。私が最初に生徒たちにつけられたあだ名は、名前(雁門)にちなんで、「アヒル」。変わったあだ名だったが、少なくとも朱先生の「エロ男(エロオ)」よりはマ
【呉校長先生の随筆】 ー金魚の話ー
【大紀元日本11月29日】学校の昼休みに、雅ちゃんたち2人はゴールド色に輝く2匹の金魚が入った金魚鉢を校長室に持ってきた。私に、金魚の面倒をみてもらいたいのだという。本来は飼育係の雄(ゆう)くんが担
【呉校長先生の随筆】ー校長先生の小さな秘書ー
【大紀元日本11月25日】玲ちゃんが入学した当時から、皆が彼女に対して感じたのは、「よく泣く子」だった。しかも、彼女は泣き出すと決まって教室を飛び出し、授業が終わるまで校内をぶらぶらしている。玲ちゃ
英国バイリンガル子育て奮闘記(35) バレエとピアノ
【大紀元日本5月17日】 小学校低学年 (1994年9月—1997年7月) バレエとピアノ 日本で,バレエとピアノのお稽古というと、ちょっとハイソかなという印象があるかもしれない。しかし
英国バイリンガル子育て奮闘記(34)
【大紀元日本5月10日】 小学校低学年 (1994年9月—1997年7月) 校長先生 小学校1年から3年まで、娘の小学校は「やり手」の女性の校長先生が取り仕切っていた。とにかく活動が多く