【知らざる身近な植物の効果】秋の味覚「マツタケ」が寄生する赤松
赤松は山野に自生しているマツ科の常緑高木。岡山県・山口県の県木ですが、防風林、庭木としても各地に植えられています。樹皮と新芽が赤褐色で、春に雄花、雌花をつけ、果実は2年目から成熟します。秋の味覚「まつたけ」が寄生する松です。5~9月頃、幹に傷をつけて浸出物(松やに)を採取し、精油を除去して得られる樹脂は、松脂(しょうし)という生薬です。また、乾燥した実を海松子(かいしょうし)、松の切り株の根元に付着する菌をマツホド、生薬名・茯苓(ぶくりょう)と言います。