【大紀元4月16日】(大紀元記者・趙子法)それは、4月16日午前8時に始まった。上海市の中心、人民広場と黄浦江で、数百人が警察の誘導のもと大声で「日貨排斥」「教科書改竄(ざん)抗議」などのスローガンを叫び市の中心に向けて出発した。この原稿を入稿する時点で外電はデモの人数は数万人に達し、日本料理店の看板が壊されたと伝えている。現在もデモは継続しており計画によるとデモの最終目的地は上海日本領事館である。
先週土曜日に北京で発生した数万人のデモの後、10日の日曜日に中共は教育部、全国高校責任者、公安、国保を招いて緊急会議を開いた。この後、中宣部は反日デモに関連して大陸のニュース担当者に、①自主報道は許さない②ニュース担当者のデモ参加を許すの二点の指示を通達した。
4月15日までに全国各地で行わせるデモの「反日活動通知」は大陸に速やかに伝達され、通知の中で北京、瀋陽、広州、香港、天津、成都、南京、上海、温州、重慶などで継続的に行うとされている。各地のデモの時間はそれぞれでデモの集合地点、路線、注意事項、スローガンなどが詳細に書かれている。上海のデモは土曜日(4月16日)午前9時でデモは下記のように行われるべきことが定められている。
以下は上海で行われたデモへの通知書である
「上海地区日本右翼活動抗議活動詳細説明書」
時間:2005年4月16日9時(土曜日)
地点:①外灘人民記念碑集合、②人民広場集合
路線:外灘人民広場英雄記念碑―南京路―人民広場―日本領事館
(行動に不便のある愛国者を考慮して人民広場925Bに座り込み、虹橋開発区へ向かうことを提議する)
参加者:知らせを受けた上海の各大学高校学生は全て自発参加、現在各学校とも緊張状態にあるので別の目的の会議は全て行わせないようにして混乱発生を防止する。意見発表や活動記録などは全て抹消する。もしも自発的に周囲の人を誘いたいとか、直接参加したくないが見物したいというのも、なかなか見られないことなので許可する(!!!)
活動注意事項:
①パンや飲み水などは日本製を持参しないように
②貴重品はできるだけ持たず、運動靴で活動しやすいように
③不測の事態を避けるため日本製カメラ、ビデオ、携帯電話、録音機など持参しない
④署名するための筆記具持参
⑤日本公館で石、金属など硬いものは投げないよう、トマト、卵、小泉の絵、ライター、日本国旗などを持参すること
⑥スローガンやポスターは「日貨排斥、歴史教科書改竄抗議!」「日貨排斥、国産愛用」、「日本の常任理事国入り反対」「日本の国連常任理事国入り反対!、日貨拒絶、釣魚島返還、歴史教科書改竄抗議」などを参考に。
活動目的:日本が長期にわたって第二次大戦で犯した罪を認めず、歴史教科書を改竄し、釣魚島を占拠し、常任理事国入りを目指すなどと言う卑猥な妄想に抗議する!!!
最も重要な提示:
1.この活動は中国に在住する日本の友人を対象とするものではなく日本の右翼勢力とその支持者であるから友人に対して過激な行動がないように。
2.警察は人民の公僕であり、デモの間も諸君と同じように愛国者である。その任務のためーデモの安全、整然と行うために中に入る、特に日本公館の傍では警察が見ていなくてもでたらめに物を投げないように、ただし卵やトマトを投げたのを見ても警察は笑って済ませる。
3.デモの途中で日本資本の商店や会社を見ても破壊行為を行わないように、破壊活動があれば日本人が中国政府に賠償を要求するので皆さんも弁えて欲しい。
4.日本国旗や小泉の絵を燃やす場合、自分の衣服に火がつかないように注意すること
5.済々と行うことが重要である。各参加団体(学校、会社、社会団体)の責任者は、上海が国際的大都市であり、国家経済の命脈であることを意識し活動中の理性的行動に注意すること!!!
6.以上が思いつくことであるが何かあれば活動に参加した友人に意識してもらうため、さらに補充して欲しい。
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