【大紀元日本11月17日】情報筋によると、吉林大学第一医院の腎臓移植センターは地下に設営されており、臓器移植が中国全土の病院でトップ技術としてもてはやされているにもかかわらず、同センターは陰鬱な地下室にあるという。「希望の声」が伝えた。
長春吉林大学第一医院「臓器移植センター」は、地下一階にあり、部屋の中は暗く、周囲からは隠蔽されており、ベッドは28床、検査室、武装警備室などもあるという。腎臓移植主任・王鋼氏は、「希望の声」現地記者の質問「どうして移植センターが地下にあるのか」に対し、「あなたには関係がない。あなたに言う必要もない」と述べた。
同移植センターは、傳燿光氏の学術的指導の元、1999年から腎臓移植手術2600例を実施、2005年にはこれまで182例、全国でも第二位であった。ドナーは異常に多く、20-30歳の若いドナーも珍しくないという。臓器は生体から取り出してから数時間の新鮮なもので、臓器のドナーは全て病院独自でまかなっており、全国統一の「順番待ち」方式に頼っていないという。
「吉林大学第一医院」ホームページの紹介によると、同移植センター長の傳氏は、国内著名の臓器移植専門家で、手術歴はこれまで20年以上、他に医師が9人在籍しているという。患者は中国全土からやって来ており、遠く韓国、日本からも来院する。
「法輪功迫害調査委員会」の調査によると、傳氏はその妻・孫蘇平氏と結託して臓器を収奪しているという。孫氏は、2003年6月27日から、長春市経済技術開発区法院院長、その前は、長春市中級人民法院立案庭・庭長(主席判事)の職務にあった。孫氏と吉林省の当局、検察、裁判所、司法などの各部は癒着しており、臓器を容易に収奪できることは、「病院内では周知の事実」だ。
ここ半年間で、吉林大学第一医院の正門と側門の三つは、保安警備員が出入を厳しくチェックしトランシーバーで連絡をとるようになった。今年3月以来、法輪功学員の生体「臓器狩り」の事実が証人の多くに暴露されてから、四月には、各大学の移植センターが「24時間移植手術」を掲げ、大量虐殺を実行してきた。これに呼応するように、四月下旬に、吉林大学に臓器移植センターが設立されている。
瀋陽の老軍医が暴露したように、中国全土には法輪功学習者を収監する集中拘留所が36か所もあり、その内で長春をはじめとする吉林省には、収監された法輪功が12万人おり、全国でも最悪だ。吉林大学第一医院の地下室には、全国でも有数の「臓器狩りバンク」であった形跡があり、その手掛かりを残しているが、これら医療犯罪に関与した首謀者・実行犯たちは、将来的な天罰「法の裁き」を免れなく、白日の下にさらされる日が将来必ずやってくるだろう。
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