【大紀元日本11月27日】韓国農林省は11月25日、少し前に韓国南西部益山市の養鶏場で6000羽の鶏が死亡した原因は、高病原性鳥インフルエンザのH5N1型ウイルスによる感染であることを発表した。韓国当局は人への感染や家禽への感染拡大を予防するために、同養鶏場より半径500メートル以内に飼育されている23万6千羽の鶏と鴨の処分を決定したことも明らかにした。
韓国の聯合通信社によると、益山市・防疫対策本部は農林省の発表前に、今回の鳥インフルエンザの感染例は、高病原性鳥インフルエンザである疑い可能性が高いと判断し、感染拡大を食い止めるために、感染した養鶏場にある、別の鶏舎にいた鶏6000羽と犬2匹を処分したという。今回の感染発生後、別の鶏舎の鶏と動物の処分は初めて。
益山市・防疫対策本部は、鳥インフルエンザが発生した養鶏場より半径500メートル以内に飼育されているすべての家禽および犬、猫などの動物を処分し、感染予防範囲を半径3キロメートルまで拡大する考えを示した。
情報筋によると、同養鶏場は11月19日から22日の間に最初の6000羽の鶏が鳥インフルエンザに感染して死んだという。防疫対策本部によると、今のところ、人が鳥インフルエンザに感染した情報はないという。
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