【大紀元日本1月12日】北京「瞭望新聞週刊」によると、中国では毎年15万人の児童がストリート・チルドレンとなって街頭を彷徨し、コソ泥集団に利用されて、盗み、乞食、小広告の張り出しなどを行っている。彼らはやがてヤクザの手先となり、「暴力」や「私腹を肥やす」道具となるという。
同紙によると、都市部をさすらう児童の背後には巨大な犯罪ネットワークがあるが、中国の現行法律では未成年に対する処罰が軽微である。北京の天安門地区では、毎日のように未成年者らが逮捕されるが、そのうちの70%が重複犯だという。これらの児童にとって、違法行為は完全に生計の手段となっている。
専門家は、これらの児童を保護できなければ、後年ヤクザ組織の予備軍となり、社会の脅威になると警告している。中国では目下、ストリート・チルドレンを救助する法律は特になく、これからの福祉制度を考える上での課題となっている。
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