米議員:新唐人テレビ、中国大陸向け放送再開呼びかける

2008/08/23 更新: 2008/08/23

【大紀元日本8月23日】米国カリフォルニア州第13選挙区のピート・スターク国会議員は8月16日、フリモンタウンホール・ミーティングで、この選挙区の中国系住民が強い関心を寄せている新唐人テレビ局の中国大陸向けの放送が切断されたことについて、報道自由を確保するために、米政府は非営利で独立したメディアの新唐人テレビ局に強い関心を寄せるよう呼びかけ、また、保護するように努力すべきだと主張した。

海外メディアによると、今年6月に欧州最大手衛星企業の仏ユーテルサット社(以下、ユ社)は技術問題を理由に、新唐人がW5衛星を通じての番組送信を停止したという。一方、米放送管理局(BBG)は7月31日にユ社との契約を中止し、中国政府管轄下のアジア衛星企業のアジアサット3S衛星を使い番組の送信を続けることにしたことから、ユ社はさらにこれを理由に、新唐人との契約を中止することを決定した。

実際、これまでにすべての番組の検閲を行って来たアジア衛星社は、新唐人の番組は放送しないと表明した。BBGがアジア衛星社と契約したことによって、新唐人の番組は実質上、アジア地区には自由に放送することが出来なくなることを意味する。

スターク議員はタウンホール・ミーティングに参加した百人近い住民たちに対して、今回のユ社の件について、自らが現状に関する理解を話した上、少し前にBBGに提出した書簡に言及した。

スターク議員は書簡で、BBGが取った措置は自らの使命、米国の利益、米政府が国際放送局への助成に費やした努力に違反し、さらに、米国の歴史において、基本的な報道の自由を守る約束にも違反していると指摘した。

スターク議員は、BBGは今後の衛星放送について、中国政府の検閲を受けないということを、米政府の代わりに保証できるのか、言論の自由および報道の自由を侵害していることについて、BBGはその代償の大きさをわかっているのかと、そのの対応を批判した。

一方、このの件について調査を行なった「国境なき記者団」は、ユ社のギリアーノ・ベレッタ総裁が、中国との取引を獲得するために、即ち自らの利益を最優先にし、新唐人に対して技術問題を理由に番組の送信を中断させたと同時に、アジア向けの送信に余分の発信器がないと偽ったことを指摘した。

ユ社は新唐人と結んだ契約では、、BBGがW5衛星から撤退したことで、新唐人の番組を空いた発信器に置かなければならない。しかし、そうした措置も行われていない。また、BBGはユ社との契約を中止したことから、ユ社が新唐人との契約も08年10月31日をもって終了させるとの方針を打ち出した。

ユ社は現在でも、新唐人の放送再開に、如何なる有効な措置をもとっていない。これに対して、新唐人は声明を発表し、ユ社の企業規定で定められる「差別のない、平等な機会およびメディア多元化を尊重する」を順守するよう呼びかけた。新唐人は、相互が交わした契約内容を履行し、「中国共産党統治下の中国大陸の人々のために、唯一真実の情報を入手できる窓口を残す」よう、国際社会に呼びかけた。

スターク議員は、我々が満足できる回答を出すようにBBGに期待しており、新唐人の番組が検閲されることなく国際社会に向けて自由に放送できるチャンネルの必要を訴えた。

(翻訳/編集・余靜)
関連特集: 国際