【大紀元日本7月22日】今月14日、武漢ボイラー工場千人余りの従業員が雇用の確保を求めて武漢市の主要道路を塞いだ。年配の従業員が一人、逮捕された。また同日、湖北省天門市では同省政府へ陳情に来た人たちが建物の入口を塞いだという。
中国の人権ウェブサイト「民生観察」によると、武漢ボイラー工場の少なくとも千人あまりの従業員が、工場に通じる道路を塞いでいたという。
現場の様子をずっと観察していたある証言者は、「人々は武珞路方面へ集まって行ったが、その間、数百人の警察や武装警察と衝突した。年配の従業員は逮捕され、パトカーで連れていかれた。ある女性従業員は武装警察に取り囲まれていたが、他の従業員たちが助け出した。人々は興奮し、野次を飛ばして歓声を上げていた。携帯で写真を撮る住民もいた。『楚天金報』の記者の実習生が従業員を取材していたから、俺が『本当に報道する気があるのか?』って聞いた。そしたら、その実習生は恥ずかしそうに黙ってしまったよ」と語った。
また同日、あるボイラー工場の従業員によると、湖北省政府前に天門市から詰めかけた陳情者らが入口を塞いだため、警察を一部移動するようにと警察が言われていたのを聞いたという。
情報筋によると、武漢ボイラー工場が工場の一部を不動産会社に売却し、それに怒った従業員らが、職の確保を求めて抗議することになったという。千人以上もの従業員が道路を塞ぎ、「権利侵害反対、人権を求め、生活のために闘い、家庭を守る」というスローガンの横断幕を掲げた。抗議に参加した従業員の多くは、年配の女性だったという。
武漢ボイラー工場は50年の歴史を誇り、1万人~2万人の従業員を抱えている。
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