中共を解体しない限り、迫害は制止できない

2009/07/28 更新: 2009/07/28

【大紀元日本7月28日】7月20日で中国共産党中共)による法輪功への迫害が丸10年になった。現在に至って、『九評共産党』が伝播するにつれ、多くの人々は、中共こそが諸悪の根源であり、中共を解体して初めて、迫害を制止できると分かってきた。

理由として第一に、中共のみが法輪功を弾圧する動機を持っている。法輪功はすでに世界の114の国と地域にまで伝わっており、人々の健康改善と道徳の向上における効果は誰の目にも明白であり、このような効果は、如何なる正常な社会の執政者にとっても願ってもない素晴らしいことである。中共の元総書記・江沢民が法輪功弾圧を決定したのは、嫉妬と恐怖からであった。江沢民が嫉妬したのは、億を超える人々が法輪功に引きつけられ、しかも敬虔で一途なことであり、恐れたのは、法輪功の巨大な道徳的感化の影響力である。言い換えれば、最も邪悪な人物、最も邪悪な政党だけは道徳を敵として、「真・善・忍」を敵として、人々が心身ともに恩恵を受ける功法を敵として選んだのである。法輪功が広く伝わっている現在の世界を見渡す限り、中共だけが弾圧し迫害しており、このこと自体、中共だけが法輪功を弾圧する動機を持っていることを明示している。

次に、中共のみが全面的に法輪功を弾圧する手段を持っている。法輪功を迫害する過程では、公安による逮捕、検察院による起訴、裁判所による非合法な判決、司法部による弁護士への弁護禁止令、メディアによるでっち上げ、スパイによる情報収集、外交上での脅迫、外国政府に対する取引、労働教養所での不法拘禁などなど、このすべてに後ろ盾として経済的支持と軍隊及び警察の暴力機関が係わる必要がある。言い換えれば、国家機関全体は高度な協調性をもって運営しなければならず、僅かでもお互いに制約してはならないのである。江沢民はすべての法律、行政法規、行政部門を凌駕するものとして、「610弁公室(法輪功取締本部)」をもってそのことを実現した。しかし、正常な社会においては、真相を明らかにする自由なメディアがあり、弁護士も弁護でき、裁判所も公正な判決を下すことができるため、このような弾圧は起こり得ない。だからこそ、全面的に法輪功を弾圧する手段を持っているのは中共のみであると言ったのである。

第三に、中共は永遠に悔い改める可能性がない。悔い改めるにはそれなりの機制が存在する必要がある。しかし、中共には、是非を判断する心、同情心、遠慮する心、恥を知る心など、一切なくなっており、一党独裁、党首独裁のため制度上の制約機能をすでに失っている。したがって、中共が突然良心を発見して、弾圧を停止することはありえない。まして悔い改めれば権力者の血の債務が暴露され、法的制裁を受けることに直面するため、中共は永遠に悔い改めることができないのである。

法輪功に対する迫害は、法輪功学習者に対する迫害だけではない。迫害者はすべての良知を無くして、初めてこの運動をやり続けられる。「善悪には応報あり」という天理を信じている人々にとって、被害者はこの世の中での苦痛は、逆に素晴らしい見返りを得、迫害者は痛ましい悪の報いに直面するかもしれないのである。したがって、迫害者こそが真の被害者と言える。法輪功学習者は真相を伝えようと提唱しているが、実は、それは迫害者にとって、悪事を少なくし、受ける懲罰を軽減してもらっているのではないか。その過程で、迫害を停止するのは自然に付随してくる結果である。

法輪功に対する迫害は中国人全体に対する迫害でもある。法輪功を迫害するには、必然として法律と道徳を踏みにじることを前提とする。一つの社会で法律が健全でない時、如何なる人も潜在的被害者になる。中共当局は土地の強制収用、強制立ち退きを行う時、集団抗議を処理する時に、しばしば打撃を与える対象に「法輪功」のレッテルを貼り、それから如何なる法律も無視して、攻撃し、場合によっては人を打ち殺してしまう。これは法輪功弾圧によってもたらされた結果である。

もし人々が高い道徳観を備えているならば、残忍な迫害に対して必ず「ノー」と言うのを中共も知っている。したがって、中共はあらゆる手段を用いて全民族の道徳が堕落するよう誘導してきた。そこで、次から次へと、有毒食品、手抜き工事などが現れ、人々の健康と安全を脅しているのである。

中共は過去の10年間、このような役割を演じており、全中国の人々を迫害し、しかも悔い改めることもできないため、このような悲劇から抜け出すには、中共を解体するしかない。この問題は『九評共産党』ですでに詳しく論じられている。法輪功弾圧10周年目の今日、ここでさらにもう一度強調しておく。

 (翻訳・金本)
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