幽霊船のごとく、海底にぼんやり浮かび上がる船。それは65年前、米国海軍の空母「インデペンデンス」だった。
同船は、第二次世界大戦にも出兵したが、船体が供与され、米国東部の海での海上原爆テストも行われた。米海軍は、インディペンデンスを退艦させ、いくつかのミサイル実験に使用したのち沈めた。しかし詳しい行方は分かっていなかった。
米国環境当局と米軍歴史機構が23日、サンフランシスコ沖の海抜約800メートルを遠隔操作探査機で調べていたところ、多くの爆弾をあびて朽ち果てた船体を発見した。
海底にうかびあがるその姿は、「幽霊船」に見える。サンゴや貝など、あらゆる植物が付着している。動画には、砲台や機関砲、船の上に残された小型飛行機などが映し出されてる。公式発表では、全長は190メートル、全幅は33メートル。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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