国際 宗教弾圧

禁止されたキリスト教書籍の売買で有罪 牧師ら信者5人=遼寧

2017/02/27 更新: 2017/02/27

遼寧省遼陽市の裁判所は最近、禁止されたキリスト教資料を販売・購入したとして、牧師をふくむ5人のキリスト教信者に有罪判決を下した。米国のNPO団体が明かした。

中国では、宗教活動は許可制となっており、共産党のイデオロギーにそぐわない活動は「違法」とみなされる。当局は、宗教信者の拘束や書籍の流通禁止などで、自由を抑制し弾圧している。

中国国内の宗教弾圧状況を伝える「対華援助協会(China Aid)」によると、22日、5人の被告は、中国政府が許可していない発刊禁止あつかいのキリスト教の関連書籍を売買したとして、3~7年の懲役刑を受けた。

5人は中国に住む朝鮮系民族とされ、全員が政府に登録されたキリスト教会に通う、牧師と信者だった。

China Aidは米国テキサス州拠点のNPO団体。「迫害されているクリスチャンと連帯して、宗教上の自由、人権、法の支配を促進するため、弾圧状況を伝えている」と主張している。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連特集: 国際