逆転現象? トランプ爆撃支持のコメントが中国SNSを賑わす 中共CCTVがハメネイ死亡を報道で

2026/03/02 更新: 2026/03/02

中国共産党系国営テレビのCCTVは3月1日午前、イラン最高指導者アリ・ハメネイ師の死亡を報じた。CCTVの関連投稿のコメント欄では反応が大きく逆転し、多くの中国のネットユーザーが「おめでとう、おめでとう。国中で祝うべきだ」と歓迎のコメントを書き込んだ。

米国とイスラエルの連合軍は2月28日朝、イランに対して奇襲攻撃を実施した。首都テヘランでは複数の地点が爆撃を受け、アリ・ハメネイ師の秘密の居住地も攻撃を受けた。

イラン側は当初、アリ・ハメネイ師はすでにテヘランを離れていると説明した。しかし3月1日未明、トランプ米大統領がアリ・ハメネイ師の死亡を発表し、イラン国民に政府を取り戻すよう呼びかけた。

米国とイスラエルの当局者によると、アリ・ハメネイ師は2月28日午前、秘密の場所で高官らと会議を開いていた。米イスラエル連合軍が攻撃を実施し、アリ・ハメネイ師を含むイランの軍・政界の高官約40人を同時に殺害した。

イラン国営テレビはその後まもなくアリ・ハメネイ師の死亡を発表し、中国共産党系のCCTVもこの情報を伝えた。

中国共産党(中共)当局はこれまでイランを米国に対抗する同盟相手とみなしてきた。米イスラエル両軍がイランを空爆した後、中国共産党の公式立場は米国の軍事行動を公然と非難した。しかしCCTVのSNSアカウントのコメント欄では状況が逆転し、多くの中国のネットユーザーが祝福の書き込みを行い、イラン国民が自由を得たことを祝った。

「おめでとう、おめでとう。国中で祝うべきだ」

「おめでとう。イランの女性同胞の解放を祝う」

「今日は良い日だ。願っていたことがすべてかなう日だ」

「正直言って早すぎる。始まったと思ったらもう終わった」

「やはり斬首は最も文明的な行動だ」

「大軍の中で敵将の首を取るとは、素晴らしい。戦争はこう戦うべきだ」

「この分野では米国はやはり権威がある」

「米国とイスラエルの情報力と手段はやはり非常に強力だ。いつか自分たちも同じことができるのだろうか」

海外のSNS「X」では、多くの中国系ネットユーザーがCCTVが意図的にコメントの選別機能を使わなかった可能性に言及した。あるネットユーザーは「明らかにわざと閉じ忘れたのだろう。世論を試すために利用しているのではないか」と指摘した。

別のネットユーザーは「意図的だ。体制内部の多くの人間も強い不満を抱えている」と書き込み、動画投稿の担当者については「こんな発言を許すとは大胆だ。真実を言わせるとは」との声も上がった。

また別のネットユーザーは、「『炎上』ではなく、もともとこうした意見があっただけで、普段は発言を許されていないだけだ」と述べた。

新唐人の記者が確認したところ、中国本土のSNSには米軍によるイラン攻撃を支持するコメントや、イラン国民が自由を得ることを支持する投稿が多数見られたが、当局は厳しい検閲を行っていないように見える。

中国のSNSには、ハメネイ師の死亡後のイラン国内の反応を示す動画も出回っている。動画では、市民の反応が二極化しており、悲しむ人もいれば歓声を上げる人もいる。

中国共産党系CCTVのイラン駐在記者は、米軍の空爆によってイラン市民が恐慌状態に陥ったと伝えた。一方でSNSに投稿された映像では、イラン市民が街頭で喜びながら踊る様子が確認できる。

また、イランの市民が自宅から投稿した動画では、アリ・ハメネイ師が殺害されたとの知らせを受け、子どもがカメラに向かって笑顔を見せる様子も映っている。

さらに別の映像では、1979年のイラン革命指導者ホメイニ師の肖像画を倒す場面が映されており、体制転換の象徴とする見方も示された。

イラン市民の中には、ドナルド・トランプ米大統領への感謝を表明する声もあった。ある市民は「トランプ大統領、本当にありがとう。あなたは成し遂げた。神に感謝する」と語り、別の市民は「神がトランプ大統領を祝福しますように。今の独裁体制より悪いことはない」と述べた。

ハメネイ師の死亡後、イラン市民の反応は大きく分かれた。中国本土のネットユーザーの一部は「特権層は報復を恐れて泣き、人々は解放されたことを喜んでいる」と指摘した。

また別のネットユーザーは、「イランでは人口の9割が内心では笑っているのではないか。特に年配者は数十年前の豊かな時代を経験している」との見方を示した。

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