[ロンドン 26日 ロイター] – 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は26日、英国のEU離脱(ブレグジット)交渉が十分進展しておらず、貿易など将来的な関係を話し合う次の段階に進めないとの認識を示した。
メイ英首相との会談後、トゥスク氏は英国が新しく建設的で現実的なトーンを打ち出したとして歓迎し、交渉進展に向け取り組む考えを示した。
トゥスク氏は、交渉が「十分に進展してから英国と今後の関係を協議する。懸命な取り組みはみられるものの、私の考えではまだ十分な進展はない」と述べた。
英首相官邸の声明によると、メイ首相はトゥスク氏との会談の終わりに、イタリアのフィレンツェで先週行った演説には交渉を勢いづかせる意図があったと伝え、EU側の交渉担当者が同じ姿勢で応じることが重要だと述べたという。
これに先立ちメイ氏は「問題へのアプローチで創造的な方法をとれば、残る(加盟)27カ国と英国双方の解決策を見出せ、英EU間の協力、連携を維持できる」と訴えた。
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