北朝鮮外務省の北米局長、モスクワでロシア巡回大使と会談へ

2017/09/29 更新: 2017/09/29

[モスクワ/ワシントン 28日 ロイター] – ロシア外務省によると、同国のブルミストロフ巡回大使が29日にモスクワで北朝鮮外務省の崔善姫北米局長と会談し、北朝鮮を巡る危機の打開に向けて意見交換を行う。

ザハロワ外務省報道官は会談の詳細については言及を避けたが、同省が会談後に声明を発表すると述べた。

北朝鮮との間で威嚇の応酬が激化している米国はこの動きを歓迎。米国務省のナウアート報道官は定例会見で「悪いことには見えない」とした上で、「外交は好ましいアプローチだ。北朝鮮を良い方向に進ませることにロシアが成功するなら、間違いなく歓迎する」と述べた。

同報道官によると、29日の会談は、国務省のユン北朝鮮担当特別代表の2週間前のモスクワ訪問に続くものという。

先週ニューヨークで開かれた国連総会に出席したロシアのラブロフ外相は中国とともに、北朝鮮が核実験を停止し、同時に米韓も合同軍事演習をやめることを交渉の足掛かりとすることを提案。欧州の中立国が仲介役を務めることも示唆していた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧下さい)

Reuters
関連特集: 国際