英財務相も資本主義擁護、労働党に対抗

2017/10/02 更新: 2017/10/02

[マンチェスター(英国) 2日 ロイター] – ハモンド英財務相は2日、資本主義は繁栄につながる唯一の道との考えを示し、英国で支持を集めつつある野党労働党の社会主義寄りの経済政策をけん制した。メイ首相も先週28日、「自由市場経済が最良」との見解を示していた。

同相は保守党の年次大会での演説を控え、民放ITVで自由市場経済の長所を強調。「北朝鮮、ベネズエラ、ジンバブエ、キューバを除く世界のすべての国がわが国と同じ市場経済システムを採用しているのは偶然ではない。それが国を発展させ、国民の生活水準を向上させ、雇用を創出し、進歩を維持し、公的サービスを支援する道だとほぼ例外なく認められているからだ」と述べた。

コービン党首率いる労働党は先週開かれた党大会で、英国のインフラの大規模な国有化や政府の歳出拡大、銀行セクターへの課税や規制の強化などを打ち出していた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧下さい)

Reuters
関連特集: 国際