[東京 3日 ロイター] – 法務省によると、2017年1─6月期に日本で難民認定を申請した外国人は8561人と過去最多を更新した。前年同期の5011人から1.7倍に増加した。
同期の難民認定数は3人にとどまっている。前年同期は4人だった。認定数は、通年では2016年が28人、2015人が27人だった。
日本では、2010年3月から、難民申請を行った6カ月後から認定手続きが完了するまでの間、就労が認められるようになった。申請数はその後増加を続け、2016年の申請者は1万0901人と初めて1万人を上回った。
法務省入国管理局では、申請者が増加を続けている背景について、この制度が「あやまった形で就労等を意図する外国人に伝わり、難民認定制度を乱用または誤用する者の増加につながっている」としている。
(宮崎亜巳)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。