[ソウル 27日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、「朝鮮半島の完全な非核化」を共通目標として取り組んでいくことを確認する共同宣言に署名した。
南北首脳会談が行われたのは10年以上ぶり。
両首脳は、朝鮮戦争の終結と朝鮮半島の「恒久的」かつ「確かな」平和の確立に向けた合意に向け、年内に米国や中国とともに取り組む意向を表明した。
共同宣言には、陸海空での敵対的行為を完全に終結することに加え、非武装地帯を「平和地帯」に転換することや、段階的な軍事力削減を目指すことも盛り込んだ。「両首脳は8000万人の民と全世界を前に、朝鮮半島にこれ以上の戦争はなく、平和の新時代の開始を宣言する」とうたった。
宣言によると、文大統領は年内に平壌を訪問することで合意した。
南北は連絡事務所の開設、南北国境付近での宣伝放送やビラ投下の停止、離散家族の再会を認めることなどでも合意した。
*内容を追加します。
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