[ワシントン 22日 ロイター] – 米治安当局は22日、ロシアが11月の中間選挙に介入しようとしているとして議会に警戒を促した。
国土安全保障省や連邦捜査局(FBI)などの高官が40─50人の下院議員にブリーフィングを行い、選挙を監督する州・市政府機関は脅威に備える必要があると訴えた。
ニールセン国土安全保障長官は記者団に、ロシアが引き続き外国の選挙に影響を及ぼそうとしていると指摘した。ただ特定の選挙区に照準を合わせている証拠はないと述べた。
また中国やイランなどロシア以外にも米国の選挙に介入する能力のある国の動向も注視していると明らかにし「準備しておく必要がある」と強調した。
下院情報特別委員会のシフ筆頭委員(民主党)は記者団に、連邦政府は選挙システムへのハッキングを発見したら直ちに州政府に連絡する必要があると指摘した。
また情報関連当局とハイテク企業の間に「リアルタイムの情報チャネル」を設け、ロシアがフェイスブック<FB.O>などに偽の情報を掲載したら企業に通知がいくような仕組みをつくりたいと述べた。
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