[ハノイ 28日 ロイター] – シンガポールに本拠を置く配車サービス大手グラブは28日、ベトナムでのサービス拡充に向け、今後5年間に5億ドルを投資するとの方針を明らかにした。同社は、ベトナムで、輸送、食品、決済ネットワークを拡充するとの声明を発表した。
グラブの地域営業担当者は「この投資は当社のベトナムへのコミットメントを反映している。ベトナムでは経済が急成長、中間層人口も拡大しており、デジタルサービスが受け入れられる土壌が整った」とした。
同社は先月、インドネシアに20億ドル投資すると発表。これに続く今回の投資の背景には、インドネシア配車サービス大手、ゴジェックやベトナムのBeの参入による競争激化があるとみられている。
ホーチミンに拠点を置くエコノミスト、Bui Quang Tin氏は、「配車サービスの競争はますます熾烈になる。この規模の投資があれば、短期的な損失リスクがあっても大幅な割引を提供できる」と述べた。
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