[6日 ロイター] – 格付け会社フィッチ・レーティングスは6日、香港の外貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「AAプラス」から「AA」に引き下げたと発表した。抗議活動による政情不安が続いていることが理由。
見通しは「ネガティブ」。
フィッチは、香港に高度の自治を保障する「一国二制度」の枠組みは維持される見込みとした上で、デモ参加者の一部要求に当局側が最近、譲歩したものの、市民の不満は残る可能性が高いと指摘した。
香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は4日、中国本土への容疑者の引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明。ただ、一部の民主派は改正案撤回だけでは満足しておらず、今週末もデモが実施されるとみられる。
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