<新型肺炎>武漢市、医師が死亡 医療関係者で初

2020/01/25 更新: 2020/01/25

中国湖北省武漢市の医師が1月25日、新型コロナウィルスによる肺炎で死亡した。中国メディア、ザ・ペーパー(澎湃新聞)が報じた。新型肺炎で医療関係者の死亡は初めてだという。

同医師は新型肺炎が発生後、応援のため感染者治療の指定病院、金銀潭醫院で治療に当たっていた。

医療関係者の感染はこれまでも報じられている。中国のSARS研究の重鎮として知られる北京大学第一医院の王広発医師が、武漢を視察後に感染していたことがわかった。王医師は、結膜から感染した可能性に言及しており、治療に関わる医師らに保護メガネの着用が必要だと指摘した。

インターネット上で流れた情報によると、新型肺炎が発生直後、多くの医療関係者が無防護の状態で治療に当たっていたため、感染者が多数いるという。

中国人民解放の機関紙・解放軍報24日の報道によると、感染拡大防止のため、軍から450人の医療チームを武漢に派遣した。

また25日、上海市から136人の医師が武漢に到着した。

(翻訳編集・李沐恩)