[ワシントン 22日 ロイター] – トランプ米大統領は22日、疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド局長を呼び出し、米国を襲う新型コロナウイルス感染拡大の第2波が、今回の状況よりも悪化する可能性があるとの発言を説明するよう求めた。
レッドフィールド局長は21日、米紙ワシントン・ポストのインタビューで「次の冬に米国に到来する新型ウイルスの襲撃は、われわれが今回経験したよりも厳しいものになる可能性がある」と語った。[nL3N2CA0G3]
トランプ大統領は22日午前、発言は間違って引用されたとツイートしていた。
しかし、レッドフィールド局長は引用は正しいと指摘。ホワイトハウスの新型コロナを巡る定例会見で「私が言わなかったことを強調することが実に重要だと思う。私はこれ(現在の状況)が悪化するとは言わなかった」とし、「私が言ったのは、インフルエンザと新型コロナが同時に流行するため、より困難で複雑になる可能性があるということだ」と述べた。
トランプ大統領は「過去数カ月のような状況は起きない。(新型コロナの)再流行は全くないかもしれない」とする一方、「新型コロナの残り火」とインフルエンザが組み合わさって「厄介」な状況が生じる可能性もあると述べた。
大統領は、一部の州が経済活動を再開しつつあるのは心強いとも述べ、7月4日の独立記念日には昨年と同様、首都ワシントンのナショナル・モール国立公園で祝賀行事を行うと発表した。
ワシントンは5月15日まで外出禁止が命じられている。
*内容を追加しました。
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