[台北 14日 ロイター] – 台湾総統府は14日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の共同声明に台湾海峡の平和と安定が明記されたことを受け、台湾が「善を促進する力」になると表明し、国際社会により大きな支持を求めていく考えを示した。
G7サミットは13日、中国に対して新彊ウイグル自治区での人権尊重や香港の高度の自治を求め、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する共同声明を発表して閉幕した。
台湾総統府の報道官は、G7サミットの共同声明で台湾海峡の平和と安定の重要性が強調されるのは初めてで、「台湾に友好的」な内容が盛り込まれるのも初めてだと述べ、各国の支持に深い感謝の意を示した。
台湾とG7各国は民主主義や自由、人権といった基本的な価値観を共有しているとし、「台湾は地域の責任ある一員として役割を果たすとともに、民主主義制度を断固として守り、共通の普遍的価値を保護する」と言明した。
また、G7や価値観を共有する他の国々との関係を深め、国際社会からより大きな支持を得ることを目指す考えを示し、インド太平洋地域の平和と安定、繁栄に向けて「善を促進する最大の力をしっかりと提供する」と述べた。
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