[ワシントン/カイロ 28日 ロイター] – 米国のブリンケン国務長官は28日、イランが支援する武装組織のシリアとイラクの拠点への米軍による空爆は、事態が深刻化するリスクを抑えるための必要かつ適切な措置と述べた。
米軍は27日、親イラン武装組織がイラクの米施設・人員に対しドローン(無人機)攻撃を行ったことを受け、武装組織のシリアとイラクの拠点を空爆した。
ブリンケン長官はローマで記者団に対し「深刻化するリスクを抑えるだけでなく、抑止に向けた明確かつ明白なメッセージを送るために、必要かつ適切で慎重な措置を取った」と述べた。
イラク政府は28日、米軍による空爆を非難し、再発防止に向け「あらゆる法的手段を検討する」と表明した。
シリアの国営メディアによると、シリア外務省も28日、米軍の空爆について「シリアとイラクの神聖な国土に対する重大な侵害」と非難。「米政権に対し、シリアとイラクの国土および国民の結束を尊重し、両国の独立性に対する攻撃を直ちに停止するよう改めて要請する」とした。
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