[1日 ロイター] – 米カリフォルニア州のクナラカス副知事は1日、ニューサム知事(民主党)に対するリコール投票を9月14日に実施すると発表した。
ニューサム知事の後任には、共和党からトランスジェンダーの著名人ケイトリン・ジェンナー氏らが既に立候補を表明しており、混戦が予想されている。
ニューサム陣営は、リコール運動が共和党による権力掌握に向けた取り組みだと批判。共和党支持者は有権者の約25%にとどまっているため、共和党候補が当選する可能性はほとんどないとみている。
ただ、新型コロナウイルスワクチン接種の進み具合や学校の閉鎖、公衆衛生ルールの変更を巡る不満から、ニューサム知事に反対する勢力の機運はやや高まっている。
カリフォルニア州では、知事のリコールは2段階のプロセスで行われる。有権者は知事を解職するかどうかを決め、同じ投票用紙で後任知事を選ぶ。
前回、同州で知事のリコール投票が行われたのは2003年。当時のデービス知事(民主党)のリコールが成立し、ハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガー氏(共和党)が後任に選出された。
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