[12日 ロイター] – 米連邦捜査局(FBI)は11日、2001年9月の同時多発攻撃について、ハイジャック犯とサウジアラビア政府の関与などを調べた捜査資料の一部を開示した。バイデン大統領が機密指定解除を指示する大統領令に署名したことを受けての開示となる。
部分的に編集された16ページの文書では、ハイジャック犯と複数のサウジアラビア政府関係者との接触が詳細に記されている。ただ、サウジ政府が攻撃に加担していたかについて結論は出ていない。
バイデン大統領は今月初め、FBIの捜査資料の機密指定を解除し、開示に向けたレビューを行うよう司法省に指示した。
遺族らは、サウジ当局が同時多発テロを支援したことを示す資料があると主張し、捜査資料の開示を長年にわたり求めてきた。
19人のハイジャック犯のうち15人がサウジアラビア出身者。
サウジアラビア政府はこれまで同時多発攻撃への関与を否定している。ワシントンのサウジアラビア大使館は、11日遅くのコメント要請に応じなかった。
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