[マニラ 15日 ロイター] – 憲法の規定で現任期が最後となるフィリピンのドゥテルテ大統領が、来年の上院選に出馬する。一時、長女が立候補している副大統領に名乗りを上げるという観測が浮上していたが、これで父娘対決はなくなった。
15日は各党が候補を確定する期限。ドゥテルテ大統領の長女でダバオ市長のサラ氏は副大統領選の立候補を届け出ている。
アンダナール大統領報道官は13日、ドゥテルテ大統領が副大統領候補として出馬し、娘と対決することになるとの見方を示していた。
大統領の側近のクリフトファー・ゴー上院議員は15日、ロイターに対し、ドゥテルテ大統領が上院選に出馬するとのラジオ報道を確認した。
ロケ大統領報道官は、ドゥテルテ大統領の上院選立候補届け出の後、「父と娘は愛情で結ばれている。2人はいかなる地位を巡っても争うことはない」と述べた。
フィリピンでは、大統領選挙と副大統領選挙がそれぞれ実施される。
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