香港中文大、「中国都市封鎖の経済コストは月5.6兆円超」GDPの3%相当

2022/03/30 更新: 2022/03/30

香港中文大学の研究チームはこのほど、中国政府が中共ウイルス(新型コロナ)の感染拡大防止のために講じた都市封鎖措置によって、1カ月当たり460億ドル(約5兆6249億円)以上の経済的コストが生じるとの認識を示した。国内総生産(GDP)の3.1%に当たる規模だ。ブルームバーグが29日報じた。

研究チームは、中国国内のトラック200万台の位置情報データを用い、中国GDPの20%を生み出す都市で都市封鎖を実施しているとの想定で分析を行った。

香港中文大学経済学部の宋錚教授は、中国当局の防疫対策は他の国と比べてより厳格であり、経済的コストも高いと指摘した。中国のインフレやサプライチェーンによる影響を試算に入れれば、経済的コストはさらに膨らむという。教授は「上海市の都市封鎖だけでも実質GDPの4%を縮小させる可能性がある」とした。

上海市は28日、市を東西の2つのブロックに分け、順番にそれぞれ4日間の封鎖措置を実施すると発表。

同研究は、中国の4大都市である北京市、上海市、広州市と深セン市が一斉に都市封鎖に踏み切る場合、インフレ調整後の中国GDPは12%縮小するとの見通しを示した。

(翻訳編集・張哲)