法輪功情報サイト「明慧網」は8日、今年1~3月まで中国16の省・市の法輪功学習者45人が迫害で死亡したことを報じた。中国政府が1999年、伝統気功である法輪功に対する弾圧政策を実施してから、4月13日時点で4776人の死亡が確認された。
明慧網によると、45人のうち、男性は16人、女性29人。省・市別では、遼寧省が最も多い。11人の学習者が死亡した。黒龍江省と四川省ではそれぞれ4人の学習者が死亡。2番目の多さ。3番目は陝西省。同省では死亡者が3人だという。
45人のうちの1人、河北省承徳市豊寧満族自治県の白興国さん(男性、享年83歳)は今年1月、収容先である地元の刑務所で薬物注射を受けて危篤状態となった後、帰宅を許されたが20日後に死亡した。
内モンゴル自治区バイリン左旗に住む季雲芝さん(女性、享年66歳)は、今年1月末に地元警察に拉致され、留置所に拘禁された。拘禁中、季さんは不当拘束に抗議してハンストを行ったため、暴行と虐待を受けた。拘束から48日後の3月21日に死亡した。
遼寧省鉄嶺市民の関雲志さん(男性、享年44歳)は2002年に懲役2年の不当判決を言い渡された。地元の強制労働施設で、職員らは法輪功の修煉を止めないと表明した関さんに対し、殴打、たばこで指先を火傷させるなどの虐待、高圧電気棒による拷問を続けていた。14年、地元警察はすでに出所した関さんを不当に拘束し、留置施設で40日間拘禁した。長年に渡って経済的に困窮し、精神的に追い込まれた関さんは今年3月1日に亡くなった。
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