[11日 ロイター] – 月周回軌道の無人試行飛行を行っていた米航空宇宙局(NASA)の新型宇宙船「オリオン」が11日、地球に帰還し、メキシコ沖の太平洋に着水した。
今回の試験飛行はNASAの月探査計画「アルテミス計画」の第一段階。模擬クルーとしてマネキン3体を乗せ、先月16日に打ち上げられていた。月の上空約127キロを飛行した後、約2週間かけて再び地球に戻った。
NASAのミッションマネジャーのマイク・サラフィン氏は記者団に、帰還の際に問題は確認されなかったと述べた。
アルテミス計画は50年前に終了した「アポロ計画」の後継プログラムで、月への有人着陸に加え、将来の有人火星探査への足がかりとして月面に持続可能な基地を確立することを目指している。
第2段階である有人での月周回飛行は早ければ2024年に実施し、さらに数年後に宇宙飛行士(うち1人は女性)による月面着陸が予定されている。
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