冬のイルミネーションに彩られた福岡県博多で、29日から31日まで、神韻芸術団の公演が福岡サンパレスホールで行われている。会場では神韻のアーティストが古典芸術を披露し、観客は「壮大な歴史絵巻を見ているよう」と鑑賞後にため息をもらした。
「雲の中からふわっと天女が出て…素晴らしい演出でした」「技術力の高さに驚きました。男性ダンサーの躍動感、洗練され、人間とは思えないほどの跳躍でした」と、一級建築士・勝又都恭琴(みやこ)氏は鑑賞後のインタビューで語った。「壮大な歴史絵巻を見ているよう」とその感動を口にした。
博多での公演は3年ぶりとなる。沖縄や九州の他県から足を運ぶ観客も少なくない。神韻の舞台を鑑賞し、年の瀬の日々を堪能していた。
エネルギー関連会社を経営する山下健次氏は、CGを駆使したバックスリーンに感嘆したという。映画やドラマのようで、舞台での演出も躍動感が出てとても素晴らしいと語った。妻のかずえ氏は、舞踊の基本や伝統が見事に表現されていたと述べた。指先まで細部にわたるダンサーの動きに感動を覚えたという。
神韻は歴史、神話、古典舞踊、信条の堅持などいくつかのテーマにわけて、20あまりの演目を観客に披露している。ひとつの演目には、医師が不道徳にも臓器収奪に触れるものもある。
那珂川病院の外科医長・城崎洋氏は、「共産党時代により医師もまるで悪魔のようなことに関わることとなり、おかしくなってしまった」と述べた。
また、長坂の戦いで趙雲が劉備の息子を救う物語には「忠義の心」を見たと語った。「中国は日本のお手本」としての文化、文明があったことを再認したという。
福岡サンパレスの公演は31日昼まで。この後、広島文化学園HBGホールで1月2から3日まで2公演、次に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで6日~9日まで行われる。京都、鎌倉、川口、宇都宮、東京新宿、名古屋を1月31日まで巡る。ツアー日程やチケット購入は公式サイトで確認することができる。
大紀元は神韻芸術団の後援メディアとして、2006年の芸術団創設以来、観客の反応を取材しています。
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