【5万9938人】
中国の衛生当局が1月14日に発表した数字である。昨年12月8日から1月12日までの約1カ月間における、コロナ関連死の累積人数がこれだという。
それまで「1日数人」としていた死者数に比べれば、約6万人はまとまった数字にも見える。しかし中国人でさえ、これを信じる人間はいない。
89年の六四天安門事件の際、戦車でひき殺した学生の血肉がまだ生温かいなか、うすら笑いを浮かべながら「死者は一人もいない」と言った報道官の顔が重なる。確信犯的に嘘をつくのは中共の常(つね)である。
昨年12月半ばの時点でさえ、北京市だけでも10カ所の火葬場が24時間稼働し、1日4千体以上の遺体を焼いていた。それでも間に合わず、火葬には数十日待ちの状態となった。
1月半ばの現在、中国では「人口の64%に当たる約9億人が感染した」とも見られている。そのうち死者の実数は、先の「6万人」に計上されていない人数をふくめて一体どれくらいに上るのか、今すぐには分からない。もちろん数万ではなく、三ケタ違いの膨大な数字になることも考えられる。
そうした中共の真相が暴露されつつあるなか、世界は、日本は、この国とどう向き合うか。
無数の死体が、遺体袋のまま山積みされている。中国の北方では、窓を開け、氷点下の外気を入れることでなんとか腐敗を遅らせているが、それほど寒くない地方ではそれもできない。
悲惨なり。中共の中国では、死んでも人間扱いされないのだ。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。