トランプ氏、製薬会社は「全てのワクチン副作用データを開示すべき」

2023/09/07 更新: 2023/09/07

トランプ前大統領は8月31日、米国のポッドキャスト番組に出演し、製薬会社は「全ての(新型コロナワクチンの副作用データを開示すべき」だと述べた。

トランプ氏は、元ミシガン州知事候補のチューダー・ディクソン氏のポッドキャストで、多くの製薬会社がワクチンの副作用データや研究の公開を拒んでいることについて問われた際、「すぐに(ワクチン副作用データを)公表すべきだ。国民はそのことを理解し、研究が何を示しているのか知る必要がある」と強調した。

ディクソン氏は、公共準備・緊急事態準備法(Public Readiness and Emergency Preparedness Act)の下で、製薬会社は2024年12月までワクチン健康被害による責任を免除されていることにも言及。

「この期間が過ぎれば、どのようなワクチン健康被害に対しても責任を問われることになる。あなたはこれらの企業にワクチン健康被害について正直に語るよう命じるか」と問うた。

これに対しトランプ氏は「彼らは数字や事実に正直でなければならないし、正直である義務がある」「もし彼らが何かを隠しているとしたら、それは彼らが良くないことを隠していることになる」と述べた。

また、バイデン大統領が新たなコロナウイルスワクチンに資金を提供すると発表したことについては「新しいものは何でも慎重になる必要がある」と安全性を最優先すべきだと強調した。

スパイクタンパク質の設計図となるmRNA(メッセンジャーRNA)を成分として含むコロナワクチンは、皮膚障害、耳鳴り、視覚障害、血液凝固、さらには死亡との関連性が報告されている。

また、ワクチン接種を受けた子供たちに影響を及ぼすその他の問題も数多く明らかになっている。例えば、国際科学誌『Frontiers in Immunology』に掲載された最近の研究では、コロナワクチンは、他の感染症に対する子供の免疫反応を低下させることなどが示された。

コロナワクチンの試験データ

米国食品医薬品局(FDA)は、コロナワクチンの認可決定の根拠となったデータについて、約23年半かけて公開するとしている。

これに対してテキサス州の連邦判事は5月、FDAは同データの公開を急ぐべきとの判決を下し、モデルナ社とファイザー社が、少なくとも月平均18万ページのペースで、2025年半ばまでに全てのワクチンデータを公開するよう命じた。

マーク・ピットマン連邦地裁判事は冒頭で「民主主義は透明性や公開性を欠いた状況にあれば滅びる」と発言した。

一方、FDAは、480万ページと推定されるデータを毎月1千ページから1万6千ページ以上のペースで公開するのは「非現実的」だと主張している。

The Epoch Times上級記者。ジャーナリズム、マーケティング、コミュニケーション等の分野に精通している。
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