米イラン交渉第3回会合で重大な突破口 米軍派遣の回避か

2026/02/27 更新: 2026/02/27

木曜日(2月26日)、米国とイランによる第3回交渉が行われた。両国が枠組み合意に達するかどうかに世界の注目が集まっている。双方は会談の結果を公表していないが、仲介役のオマーンは、今回の交渉で重大な進展があり、米側による出兵の可能性が回避されたとの見解を示した。

木曜日、イランのアラグチ外相と米国のウィトコフ特使およびクシュナー氏は、オマーンの仲介のもと、2回にわたる間接会談を行った。

会談後、アラグチ外相は、今回がこれまでで「最も真剣かつ最長の交渉」であったと投稿した。同外相は、核問題と制裁解除において「良好な進展があった」とし、一部の問題で合意に達したものの、「依然として相違が残る問題もある」と述べた。また、来週月曜日(3月2日)に実務レベルの協議を行う予定である。

交渉を仲介したオマーンのバドル・ブサイディ外相は、今回の交渉で重大な進展があったと投稿した。

同外相は、「双方はそれぞれの首都で協議を行った後、速やかに会談を再開する。実務レベルの協議は来週ウィーンで開催される」と述べた。

分析によれば、交渉が金曜日(27日)まで継続する可能性があることは良い兆候である。これは、双方が新会合を開催し、さらには合意を発表できるほどの十分な共通認識を持っている可能性を示唆している。

国際危機グループ(ICG)のイラン・プロジェクト・ディレクター、アリ・ヴァエズ氏は次のように指摘する。「もしイランが、検証済みのウラン濃縮活動の停止継続に同意し、その上で、国際原子力機関(IAEA)が核拡散や兵器化の恐れがないと認める小規模な濃縮計画へ移行するならば、それが合意の基礎となるだろう」

交渉の争点と米側の姿勢

会談は、数十年にわたるイラン核問題をめぐる紛争と、中東の緊張情勢を中心に進められた。米国側はイランに対し、すべてのウラン濃縮活動の放棄を求めている。その他の議題には、イランの弾道ミサイル計画や、現地の武装組織に対する支援も含まれている。

ヴァンス米副大統領(2026年2月25日):「原則は単純だ。イランは核兵器を保有してはならない。彼らがそれを試みているという証拠を我々はすでに目にしている」

ルビオ米国務長官(2月25日):

イランが弾道ミサイル計画の議論を拒否していることは大きな問題であり、最終的に解決されなければならないと述べた。これらのミサイルは「完全に米国を攻撃するために設計されたもの」であり、地域の安定に対する脅威であると主張した。

これに先立ち、イランの高官はロイター通信に対し、「米国側が『核問題』と『それ以外の懸案(ミサイル開発等)』を切り離して交渉に応じるならば、両国が合意の枠組みに達する余地はある」と語っていた。

トランプ大統領は金曜日にすべての交渉担当者と会談し、米国時間午後3時に自身の決定を発表する予定であると伝えられている。

ヴァンス副大統領は「大統領が繰り返し述べている通り、外交手段による解決を望んでいる。しかし、当然ながら大統領には他の選択肢もある」と強調した。

軍事的緊張と警戒態勢

交渉期間中、米軍の空母2隻「エイブラハム・リンカーン(CVN-72)」および最新鋭の「ジェラルド・R・フォード(CVN-78)」がイラン周辺に展開している。

ある米政府当局者がロイター通信に明かしたところによると、米国は潜在的な軍事行動に備え、イスラエルに約12機のF-22戦闘機を派遣した。しかし、国防総省はこの件に関する回答を拒否している。

一部の国々はすでに中東の一部地域から外交官や非必須スタッフの家族を撤収させ始めており、自国市民に対してイランへの渡航を控えるよう勧告している。

王姿懿
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