通行人を「中華包丁」で切りつける男が出現 また社会報復事件か=中国

2023/10/04 更新: 2023/10/05

またもや「社会報復事件」なのか。街中で刃物を振り回し、通行人を切りつける男が出た。

撮影場所は不明だが、10月3日の午前9時頃、中国のどこかの街で、刃物を振りまわし、通行人を手当たり次第に切りつけていく男が現れた。現場を通りかかった車のカメラが、犯行を記録していた。

動画の画面を拡大して見ると、犯人の男が手にした凶器は、四角い形の「中華包丁」のようだ。そのため、先端で突き刺すのではなく、やたらに振り回して、道行く人を無差別に切りつけている。

犯人は、一度落とした「包丁」を拾い上げ、男女かまわず通行人を切りつけながら、画面の遠方へ消えていった。

その後、犯人がどうなったのか。この先で取り押さえられたとは想像されるが、それは映像では確認できない。この犯行で、どれほどの負傷者が出たか、犠牲者が出たか否かも、まだ分からない。

犯行時、どのような声を発していたのだろうか。動画から知ることはできないが、犯人の動きからして、彼の思考力は崩壊しており、まさしく「魔」がとり憑いたような狂気を発していることが伺われる。

動画投稿者は「すべては中国共産党のせいだ。あと何人の無実な市民が死ぬことになるのやら」とコメントしている。

この犯人にどのような背景があるか、現段階では全く不明である。しかし昨今の中国で、無差別殺人に代表される「社会報復事件」が頻発していることは確かだ。しかも、その頻度は高くなっているといってよい。

そこで「それは何故か?」という根源的な問題を考えざるを得ない。

「周囲への敵意をむき出しにし、理性が完全に失われた人間。甚だしいモラルの低下。人間性の喪失。しかし、そんな中国を作ったのは、一体誰なのか?」

「そして今、その責任を負うべきは、誰なのか?」

動画投稿者のコメントにもある通り、諸悪の根源は、まさに「中国共産党」に集約される。

それにしても、いったい、あとどれほど同様の凶悪事件が起きるのだろう。

刃物で切りつけられるか。暴走車に突っ込まれるか。安心して街を歩くこともできないのが「今の中国」である。それは、あまりにも悲惨な現状としか言いようがない。

関連記事:中国で「社会報復事件」が頻発するのは何故か?(←こちら)
 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。
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