イスラエル駐日大使、TBSの番組に苦言「テロに発言機会与えないで」日本赤軍元最高幹部の娘出演で

2023/10/13 更新: 2023/10/13

イスラム武装組織ハマスがイスラエルへの武力攻撃を行った問題について、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は13日、丸の内の日本外国特派員協会で会見を開き、国際社会の支援を求めた。

コーヘン氏は、日本のテレビ局TBSが11日放送の「報道1930」で、日本赤軍の元最高幹部・重信房子氏の娘でありジャーナリストの重信メイ氏をパレスチナ情勢の解説者として招いたことに、苦言を呈した。

コーヘン氏は、番組の一部をプリントアウトした画像を示しながら、テロ行為に正当性を与えるという誤ったメッセージを送っていると指摘。メイ氏が引き続き母親の行動を支持していることを踏まえ「殺人者やテロリストの家族が発言する機会を与えるべきではない」と強調し、日本のメディアに公正な取材を行うよう求めた。

会見で質問の機会を得たTBS所属記者は、紛争の情勢を尋ねる前に「私は重信氏を招いていないが、どうしてこういった経緯になったのか関心を抱いている」と述べている。

50年前、極左組織日本赤軍の関与が疑われるイスラエルの空港爆殺事件は、国際的な衝撃を与えた。1972年、テルアビブのロード空港(現ベン・グリオン国際空港)で発生したこの事件では、日本赤軍のメンバーが乗客に向けて乱射し、25人が死亡、80人以上が負傷した。

昨年5月、重信房子氏は20年の刑期を終え、出所している。公安調査庁は日本赤軍について、「70年安保闘争を主導した過激派集団の一分派である共産主義者同盟赤軍派。狡猾な革命論を展開しつつ、武装闘争をじゃっ起する国際テロ組織」と説明している。

大紀元日本 STAFF
関連特集: 社会