[ワシントン 20日 ロイター] – バイデン米大統領が20日に81歳の誕生日を迎え、現役大統領としての最高齢記録を更新した。
各種世論調査では、来年の大統領選を巡って有権者の間には再選を目指すバイデン氏はあまりに高齢ではないかとの懸念が広がっており、年齢問題が改めて注目を集めそうだ。
これまでバイデン氏は、大統領の職務を果たすには高齢過ぎるとの声に対してユーモアを交えて反論しつつ、自身の半世紀にわたる政治経験と年齢そのものが米国の課題に取り組む上で大きな財産になると有権者を説得しようとしてきた。
バイデン氏が2期目を務めることになれば、任期終了時は86歳。同氏以前の大統領で最高齢だったのは1989年に2期目を終えたロナルド・レーガン氏(77歳)だった。
大統領選の共和党候補指名争いで先頭を走るトランプ前大統領も77歳だ。
9月半ばのロイター/イプソス調査では、回答者の77%(うち民主党員は65%)がバイデン氏は大統領としては高齢過ぎるとの見方を示し、同氏が大統領の職務を遂行する上で十分なほどの鋭敏さを備えていると答えたのは全体の39%にとどまっている。
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