中共(中国共産党)が法輪功への迫害を開始してから四半世紀が経過しようとしている。
法輪大法情報センターが12月6日に発表した新しい調査によると、しばらくの間、中共が言及を控えていた法輪功への迫害が再び公の場で言及されるようになっているという。
専門家は、これは中共による法輪功への迫害が失敗していることを示していると指摘している。
研究によると、2006年2月以来、中共の地方政府のウェブサイトは、公の場で法輪功に言及することを控えていた。それは表向き、中共が法輪功の弾圧に成功したという誤った印象を国民に与えるためである。
しかし、2017~23年1月まで、中共の司法、公安や国防部は全国会議で、法輪功への迫害を強化すると繰り返し言及してきた。
中共、法輪功への弾圧を重要目標に
法輪大法情報センターの調査報告は20余りの参考文献を引用し、「中共による法輪功弾圧の暴力運動は、国民をコントロールし、政治権力やイデオロギーを維持するための核心的要素とみなされている」と述べた。
中共による法輪功への迫害は、1999年7月20日、中共の官製メディアが法輪功を相次いで誹謗中傷したことから始まった。
迫害が開始されてから、中共の中央政府から地方政府まで、あらゆるレベルで法輪功弾圧を最優先課題とし、会議で繰り返し強調している。
法輪大法情報センターの観察では、コロナ禍以来、中共は法輪功への迫害を強化している。これには、法輪功学習者に対する大規模な恣意的拘束、拷問、虐待による死亡などが含まれている。
中共による法輪功に対する迫害は一時も止まっていない。明慧ネットの大まかな統計によると、過去24年間で、5010人以上の法輪功学習者が迫害され死亡した。しかしこの数字は氷山の一角に過ぎない。
専門家:法輪功に対する弾圧が失敗
法輪大法情報センターのエグゼクティブ・ディレクターであるレビ・ブロード氏はエポックタイムズに次のように語った。
「なぜ中共が長年にわたって実際に起きてきたことをより公に認めることになったのか、まだわからない。実際、これは中共の巨大な組織が法輪功の弾圧に成功していないことを間接的に世界で認めている」
過去に中国で人権弁護士をし、現在、米国在住の呉紹平氏も迫害を再び公にすることについて「驚くべきことだ。(法輪功に対する)20年以上の弾圧が失敗したことを示している」と語り、「このような公然の攻撃は、中共の弾圧が激化していることを示している」と述べた。
中国で活動する陳弁護士は記者に対し、現在、中国大陸の弁護士は法輪功学習者を弁護することが非常に難しくなっていると語った。その理由は、中共当局がそもそも弁護の機会を与えていないからだ。
陳弁護士はこのように説明した。
「司法局が法律事務所に対して非公式の通知を出し、弁護士が法輪功の案件を受けることを制限している。中国の東北部、特に吉林省では、たとえ弁護士が手続きをしても、裁判官はそれを無視して開廷する日時を教えてくれない。結局のところ、手続きを済ましても何の意味もなく、さらにさまざまな無理な要求を言われるなど、弁護したくてもできない」
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