[ロンドン 29日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)が、経済危機にあるアルゼンチンへの総額440億ドルの融資を巡り、最終審査の2カ月延期を認めることが分かった。同国政府が改革に取り組む時間的猶予を与える狙い。両者が新たな支援プログラムについて協議する可能性もある。
関係者によると、アルゼンチンとIMF当局者は、当初9月に予定していた現行の金融支援の最終審査を11月に遅らせることで一致した。
IMFと加盟国は、進捗に関する審査日程の承認が必要。理事会が承認すると融資が実行される。アルゼンチンの場合、2022年に合意された最終審査の日程が変更されたのは初めてになる。
理事会は今月31日の会合で、審査延期と47億ドルの金融支援を承認する見通し。
関係者は、延期は「プログラムが確実に目的を果たすため」だと説明。審査回数に変更はなく、新たな資金調達を意味するものでもないと強調した。
5月以降の残る3件の審査では、約19億ドルの融資が見込まれている。
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