米空軍の飛行機の数と戦力は?

2024/04/01 更新: 2024/04/01

空軍は、5千機以上の航空機を擁し、世界最強の空軍戦力を保持している。最新の第五世代戦闘機を含むこの圧倒的なアーセナル(兵器の集合)は、2024年の世界現代軍用機目録により、全世界で最も強力な空軍と評価された。この記事では、米空軍が保有する航空機の種類、数、そして世界の軍事力ランキングにおけるその地位について詳しく解説する。

2024年の世界現代軍用機目録(WDMMA)によると、米空軍は5189機の飛行機を保有しており、その中には1511機の戦闘機(F-22A 178機、F-35A 116機含む)と132機の爆撃機が含まれている。

このランキングは、各国の空軍の全体的な戦力だけでなく、現代化、後方支援、攻撃力、防御力なども考慮している。各国の空軍は「真実の価値評価」に基づきランク付けされている。

米空軍は242.9点で世界1位となり、米海軍、陸軍、海兵隊を含む他の部隊や他国の空軍を上回っている。

トップ10の飛行機数と評価は以下の通りである:

(1)米空軍(5189機)——242.9点

(2)米海軍(2626機)——142.4点

(3)露空軍(3652機)——114.2点

(4)米陸軍(4397機)——112.6点

(5)米海兵隊(1211機)——85.3点

(6)インド空軍(1645機)——69.4点

(7)中国空軍(2084機)——63.8点

(8)日本空軍(779機)——58.1点

(9)イスラエル空軍(581機)——58.0点

(10)仏空軍(501機)——56.3点

航空ニュースサイト「シンプルフライング」による報告によると、米空軍は任務と必要性に応じて、飛行機を10の主要軍団に配分している。

2020年1月6日、米国・ユタ州のヒル空軍基地では、F-35A戦闘機が訓練演習を行っている(R. Nial Bradshaw/U.S. Air Force)
 

 

●航空戦闘軍団 (Air Combat Command)

航空戦闘軍団 はバージニア州ラングレー・ユースティス統合基地にあり、空軍兵士を組織し、訓練し、装備を提供し、彼らが空中、宇宙、サイバースペースでの作戦を効果的に遂行できるようにすることが任務である。

この部門は、1千機以上の航空機を擁し、攻撃機(A-10、 AC-130)、戦闘機(F-15、 F-16、 F-22、 F-35)、電子戦機(E-3、 E-8、EC-130、E-11A)、給油機(KC-135、MC-130)、輸送機(C-17、 C-130J)、偵察機(MC-12、 RC-135W)、ヘリコプター(HH-60)、無人機(MQ-1、 MQ-9、 RQ-4、RQ-170)を含む多岐にわたる航空機を保有している。

●地球規模攻撃軍団 (Air Force Global Strike Command)

ルイジアナ州バークスデール空軍基地を拠点とする地球規模攻撃軍団は、核兵器やB-1、 B-2、 B-52などの爆撃機を含む戦略兵器の提供、世界的な打撃及び戦闘支援を担当している。

●航空機動軍団 (Air Mobility Command)

航空機動軍団 はイリノイ州のスコット空軍基地に本部を構え、輸送と給油サービスの提供、世界規模での空中機動支援がその主な任務である。

同司令部は、多様な輸送機(C5、 C17、 C-130、 C-130J、 LC-130、 WC-130)、給油機(KC-46、 KC-10、 KC-135)、VIP輸送機(VC-25、 C-20、 C-32、 C-37、 C-21、C-40)を運用している。

●空軍特殊作戦軍団 

フロリダ州ハルバート・フィールドに本部を置く空軍特殊作戦軍団 は、世界中の特殊部隊に対する空中支援を任務としており、AC-130空中砲艦、CV-22オスプレイ傾斜旋翼機、MQ-9無人機などの特殊航空機を保有している。

2019年7月15日、アメリカ空軍のMQ-9無人機がネバダ州空を飛行している。(William Rio Rosado/U.S. Air Force)

 

2019年7月15日、米空軍のMQ-9無人機がネバダ州空を飛行している。(William Rio Rosado/U.S. Air Force)

●太平洋空軍(Pacific Air Force Command)

太平洋空軍はハワイ州パールハーバー・ヒッカム統合基地に本部を置き、遠征軍の空軍力を統合し、ハワイ、アラスカ、韓国に駐留する空軍部隊を指揮している。

同司令部は、戦闘機(A-10、 F-15、 F-16、 F-22)、輸送機(C-12、C-17、 C-40)、給油機(KC-135)を保有している。

●在欧米空軍・米空軍アフリカ(US Air Forces Europe/US Air Forces Africa)

ドイツのラムシュタイン空軍基地に本部を持つ在欧米空軍・米空軍アフリカは、在欧米空軍・米空軍アフリカを含む遠征軍で、欧州とアフリカの空軍作戦支援を任務としている。

在欧米空軍・米空軍アフリカは、様々な戦闘機(F-15、F-16)、輸送機(C-130J、C-40)、給油機(KC-135)を有している。

●空軍予備役軍団 

ジョージア州のロビンス空軍基地に本部を置く空軍予備役軍団は、現役部隊の作戦支援と国内外の災害救助を任務としている。この司令部は、多種多様な戦闘機、爆撃機、輸送機を保持している。

●航空教育・訓練軍団

テキサス州サンアントニオに本部を構える航空教育・訓練軍団は、国が求めるパイロットを発掘、募集、訓練、教育することを任務としている。

パイロットの訓練はT-34やT-6訓練機から始まり、その後、学生が戦闘機/爆撃機か輸送機/給油機の訓練を受けるかに応じてT-38かT-1に移行する。初期訓練を終えた学生は、特定の機種に割り当てられ、その操縦方法を学ぶ。

この司令部には、多種多様な飛行機(F-15、F-16、F-35、C-17、C-130J、CV-22、KC-135、KC-46)とヘリコプター(H-60/H-1)があり、訓練生が利用できる。

●空軍資材軍団 (Air Force Materiel Command)

オハイオ州のライト・パターソン空軍基地に本部を置く空軍資材軍団 は、新装備の設計、調達、テストを担当しているが、戦闘任務には直接関与していない。

この司令部は、テストや輸送用にも飛行機を保有しており、米空軍が保有するさまざまな飛行機の中で、少なくとも1機を所有している。中でもF-16戦闘機が最も多く、合計で22機ある。

陳俊村
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